私は昔から「優しい男」に引っかかりやすい。
「優しい男」に文句はないが、問題なのは「優しいだけの男」と紙一重であること。私が未だに未婚なのは、7割がこの「癖」によるものと思う(3割はモテないからw)。
なぜ、「優しいだけの男」に引っかかってしまうのか。理由は簡単。「さみしい」からだ。
「さみしい」とは、辞書によるとこうある。
親しい人がいないなどで、心が満たされず物悲しい。
親しい人がいないという事実ではなく、いないような気になってしまうことともいえる。
連休中、旧友たちの優しさに触れ、心満たされたことは前にも書いたが、「さみしさ」の最たる原因は、この人たちの存在を忘れてしまう、自分自身の心なのかも。
最近私は、西田文郎という人の本ばかり読んでいる。この人は「メンタルトレーニング」のプロで、名だたるオリンピック選手やらプロスポーツ選手のメンタルを指導してきた人らしい。
私は「ツキと幸運がやってくる31日の習慣」という(タイトル的には「うーん」な)本を参考に、毎日簡単なトレーニングをするのだが、3日目にして既に効果あり。
「支えてくれた人に感謝しなさい」とか、割とそういう内容なんだけど、騙されたつもりでやってみると、なんか意外にもねー、ごぶさたしちゃってるけど本当はまた会いたい人っていっぱいいるなぁ!
ってそれだけで、満たされた気になってくる。お母さん、産んでくれてありがとう!みたいな(私は素直な性格です)。
生涯未婚率が上がっているとか、孤独死する人が増えているとかいうけど、人間、本当に本当に独り、なんてことはないのだ。
人間関係に対する意識は、自分でコントロールできるものだし、そこで満たされた感じになれれば、新しい人間関係にも、もっとポジティブになれるはず。そしてきっと、これが本当の意味での「精神的自立」なんだと思う。