ゆかこの部屋

小さな幸せを集めて貯めるblog

クラフトビールとExcelと私

肩が重い。。。しっかり寝たはずなのに。。。

 

原因はきっと、夜のるり渓運転(←緊張する)と、あとはこれだ。絶対にこれだ。

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ビールを作るには、醸造免許が要る。

醸造免許を取るには、こういう書類の提出が要る。 

うちのビールは、原価いくらで作ります。それをどこでいくらで売って、売上いくら作ります。というような年間計画である。

前回提出したものはやや粗かったので、その精査をしていたというわけ。

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数字が嫌いな人なら、頭痛くなりそうなExcelだが、しかし、私は好きなんです。

Rで生き伸びられたのだって、何を隠そうExcelと数字合わせが好きだったからだし。

そんなわけで、人が作ったExcelを理解するのに2時間、精緻に組み立て直すのに3時間、数字合わせに1時間、サマリ作りに2時間とかやってたら、夢中になって疲れてしまった。

 

しかしこの達成感、久々に味わったなー。

Rで培った能力が、こんなところで役に立つとは。

2日かかるものが1日でできたんだから、今日はるり渓でマッサージ受けよ。

名前決定!〇〇〇ブルワリー

えー、ごほんごほんごほん。

ブルワリーの名前が決定しました。

ここにはまだ書けないけど(なんのこっちゃ)、私の初心だけ書いておきます。

 

ブルワリーのできる篠山市福住は、かつて「宿場町」のあるところでした。

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ときは江戸。

多くの旅人が行き交っては、寝泊まりしたり、情報交換したり、酒を酌み交わしたりしたことでしょう。

旅先の酒場とは、中の人、外の人、上の人、下の人といった垣根をなくし、人と人とを結ぶ場所だと、私は考えています。

私個人の経験でも、旅先で、そして酒場で、素晴らしい出会いに恵まれたことが数限りなくあり、だからもっと再現したく、わざわざ移住までしたのでした。

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〇〇〇ブルワリーには、多くの人に来て欲しい。

既存の友達も新規の友達も、誰が何の友達かなんて、分からなくなるぐらいぐちゃぐちゃにして、そこで起こる化学反応を、ニヤニヤしながら見ていたい。

そんな空気が育てるビールは、きっと楽しい味がするから。

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壁はたくさんあるけど、その日を迎えるために、頑張る!

大仏と鹿とクラフトビール -後編-

せっかく近畿に住んでいるので、日帰り奈良に行ってきた。


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後半は、ならまち近くにある「Golden Rabbit Beer」さんのタップルームへ!

Golden Rabbit Beer

こちら、奈良市内に現在3軒あるブルワリーのうちの1つで、4種類あるビールの名前は「そらみつ」「あおによし」「ひのひかり」「ちはやふる」だと。

ふ~む、古(いにしえ)っぽくていいなぁ、奈良!

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気になる味は、ですが、

ビールといえば麦!ではなく奈良県産の米から作ったという「ひのひかり」(¥800)、旨い!!!

とにかく優しく、邪魔がない。まるで奈良のようだ。

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ピルスナーの「そらみつ」(¥800)は、ピルスナーにしては酵母感強い。古(いにしえ)感を表現したのかな?芳醇なのが好きな人は好きでしょう。

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ちなみにですね、醸造家であり、ビールのサーブもしてくれる市橋さん。

往年の河合我聞かってぐらい(?)近年稀に見る爽やか男子で、座ってるだけのこっちがそわそわしてしまうほどでした。

研究と称してまた行こぉーっと。

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大仏と鹿とクラフトビール -前編-

せっかく近畿に住んでいるので、日帰り奈良に行ってきた。

Door to Doorで2時間は、積読を処理するにも丁度いい距離だ。

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興福寺落慶

奈良に行く目的は、「鹿」。

7才まで近くに住んでいたせいではないだろうが、私は奈良公園が好きなのだ。


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どこもかしこも、鹿がうようよ。

人間は、老いも若きも男も女も、きゃぴきゃぴ餌をあげている。

目的らしい目的もなく、ただただ、戯れる。

そんなところに「平和」を感じる。

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奈良公園後はiPhoneがこうなる

今回は、数年ぶりかに大仏も見てみた。

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大きい・・・・・・・・・。

宗教的なことはよく分からんが、こんな大きなものを作った人、それを毎年磨いて、現在まで残してきた人。そういう人たちの「仕事」に、圧倒されてしまう。

1300年先に残す仕事ってどんなモチベーションなんだろう。


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あ、なんでしょう。

今日はただただそんな感じで、奈良って素敵だなぁ。現実から引き離してくれるなぁ。だから足繁く通いたいなぁ。だけの1日でした。

なにしろ動物の種別と、1000年以上のときを超えてしまうんだからね!

 

春になったらまた行こう。

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田舎にあるささやかな自由

暦の上では春というが、篠山にいると確かに、季節の移ろいを体感できる。

朝の霜が降りなくなったし、空気も多少柔らかく、外に出るのが辛くない。真っ白なフロントガラスを溶かす必要もないし、洗濯だって1日で乾いた。

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そんなことと関係あるのかどうか、今日(2/2)は幸せな1日だった。

何をしたということはない。

亀岡まで運転して、産直で野菜見て、しまむらで靴下を買い、王将を食べた後、ニトリで布団を買ったのだ(来客用)。THEロードサイド。

 

や、別にロードサイドが好きってわけじゃなくて、春の訪れを感じたことや、初めての道を走ったこと含め、ささやかながらも「自由」を感じたのである。

本来、自由は「都会」にあるものとされている。18才の私もそれを求め、都会の大学に入ったわけだが、もうすぐ40になろうという今、田舎が心地よくなってきたのは、要は都会が自由過ぎた。欲しくもないものまで揃い過ぎていたのだろう。

 

この「もやっ」とした感じを、図解してみるとこうなる。

 

《都会》

外的刺激が多い

→自分の欲+大してしたくもないことまでしたい気分になる(人気の店に行きたい、とか)

→それで忙しくなる

→〇〇さんのために△△しなきゃということ(仕事とか)もある

→忙しいからムリヤリ頑張る

→介在価値感じられず疲弊だけする

 

《田舎》

外的刺激が少ない

→最低限の欲だけが残る

→それを満たしてもまだ時間が残る

→〇〇さんのために△△がしたい、という欲が生まれる

→純粋に〇〇さんのために△△を頑張る

→介在価値感じて嬉しい

 

これを書いてみて、重要なのは「都会or田舎」の二元論ではなく、周りに流されず「自分のバランス」を保つことなのだと気づいた。

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私は今のところ、田舎のほうが保ちやすい。とはいえ、崩れるときは崩れるだろう。そんなとき、立て直すのは自分しかいないのだ。

季節を感じる自由。新しい道を走る自由。〇〇さんのために△△を頑張る自由。

のために、これは肝に銘じておきたい。むん。

ある日の暮らし

本日(1/31)は朝から税務署と電話。

「(提出した書類に)ツッコミどころあるから」と呼び出しを受け、篠山から17キロ離れた柏原へ行くことになった。

17キロってどのぐらい?根津から大森ぐらい。って、ちょっと分かりづらいか。

 

ビールを作ろうとする人は、とにかく税、税、税である。

道中、篠山市役所と兵庫県庁の支所に寄り、納税証明書を取る。※これも提出書類

ビールを作るには国税局の免許を取らねばならず、即ち、免許を取るからには税金ちゃんと払ってます/今後も(ビールで)払えますっていう証明をしなきゃならないのだ。

 

で、本題の税務署だけど、担当のFさんはめっちゃ仕事してくれる人で(笑)私の提出した書類の矛盾を見事なまでに突いてくれた。さすがは年貢集めのプロ。

例えば、収支計画の計算合ってないよ、とかとか。

うーん、言い訳したいことはあるが、しかし、担当者として資料の内容を把握しきれていなかったー!ことは反省しつつ(圧倒的当事者意識)、

細かく見ていただいてありがとうございました!ははぁーっ!

と、ひれ伏すのが得意になってきたこの頃。

 

ビールのネタは以上で、今日はここからが長かった。

 

遠出しなきゃいけない仕事が終わると、私は「風呂」に向かうのだ。

今日はあいにくの雨だったが、例の「るり渓」に向かうと、

なななんと、雪!

いや、吹雪!!

12キロ離れた道のりを9キロまで走ったけど、最後、雪道が待ってて。

ちょこっとだけ運転してみたけど、本当にズルズル!!! 

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ということで保険の「ささやま荘」に行き、家(シェアハウス)に戻ると、同居人のSちゃんが、良い日本酒を仕入れたという。「仕入れた」って、公務員だろがい。

で、私もちょっともらったけど、やー、やっぱ酒だよ、酒だよね。

Sちゃんは「リクルートの人(私)が同居人になる」ことに相当肝を冷やしていたらしいが、曰くリクナビが大嫌いなんだと。

あんな商売をする人間は理解できない、など猛烈な批判も含め、いろいろと喋ったけど、やっぱり雪を溶かすものは酒しかない!

賛成も反対も全て溶かすもの、それが酒なのじゃ。

 

ほい、明日は朝からビール定例会議です。

車をこすった!

あぁ。

予想通りというか予定通りというか、起きるべきことが起きてしまった。

やっぱり横浜出張なんて100万年早かったんだ、えーん!

 

「それ」が起きたのは、横浜から戻った1/27の22:30頃。

最寄りのJRである園部駅には、1日400円という驚くべき安さの駐車場があり、私はそこに3日間停めていたのだ。

しかし、安さゆえに人気なのか、停められたのはとても端っこのとてもとても狭~い場所。

だから出すときも、とてもとても注意していた、のだけど。

 

グァグァグァ

っと、あぁ、当たりましたね、壁に。

壁といっても、ガードレールのような柔らかい(?)素材だったのが不幸中の幸い。

しかしとにかく、傷ついてしまったのよ、借りている車が。

 

翌朝、貸主には報告しましたけど、ほんっと、運転ヘタって辛い!

その帰り道は、ただでさえ暗いのに絶望的な夜道でした。

みんなこうやって、成長していくのかしら。。。。。

クラフトビールを作る目的

丸の内で開催された「妻有ビール」さんのイベントに参加してきた。

妻有ビールを味わおう<丸の内試飲イベント>

「ビール醸造家 女性」で検索すると、上位に出てくる妻有ビールさん。ぜひ会ってみたかったのだ。「OL辞めてビール醸造家に」っていうのも、まさに私のことだし。

 

イベントの内容は、というと、

自身の縁ある十日町(新潟)を盛り上げたかったことから、ビアパブ、そしてブルワリーを立ち上げた、というストーリーで、そのブランディングに至るまで、全てが「十日町による十日町のための」を感じる内容であった。

 

例えばビールの名前。「十日町そばエール」「めでたしゴールデンエール」「豪雪ペールエール」と、日本語を入れているのは地元の人に親しまれるようにという配慮。

そして、持ち帰り用の瓶。当初は卸売しかしていなかったが、地元のおじいちゃんたちの要請を受け、小売用の瓶を用意した、なんてエピソードも。

 

いや、私もビール、作るんだけどさ。

当事者になってしまうと、近すぎて見えない、になりがちなんですよね。

ビールを作る「福住」という地域。ここで妻有ビールさんのような、「おじいちゃんたちの要請を受け」なんてことを、起こさなきゃならんわけですよ。けど、実際のハードル考えたら、高いじゃないですか。あの家と、あの家と、あの家と、ってね。

 

…けど、するんだ!

方法は考えるんだ!

そのために、初心に立ち返るんだ!!

私がビールでしたかったこと。

それは、ビールを片手にたくさんの出会いがある場を作ること

 

偉いとか偉くないとかいう、垣根を簡単に超えさせるもの、それがビールだと信じてるから。

人見知りの私、気にしいの私が、今のこういう感じになれたのはビールのおかげだと信じてるから。

tokyo100k.hatenablog.jp 

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正直、篠山に縁はないし、それが盛り上がるとかは関係ない。

ただ、理念に共感できる会社があること、そのバックアップを受けてビールが作れること、「垣根を超える」という意味において移住者の多い地域にいること、これはやっぱり、アドバンテージだと思う。

頑張るしかないし、頑張りたい。

 

さ、寒すぎて、毎日具合悪いけど、と、とにかく頑張ります!!!

JAPAN BREWERS CUP 2019 -3-

横浜で「JAPAN BREWERS CUP」を見てきました。

3本目の3本目は業務用レポート。

出張費をもらった以上、爪痕残さねばならないので、マリオ+☆が無敵であるように、私+ビールは無敵なんだぜ!ってことで、三日三晩、見学してきました!

JAPAN BREWERS CUPとは(再掲)

2013年から毎年1回開催されているクラフトビールの審査会+フェスティバル。例年200以上の銘柄がエントリーする審査会の特徴は、審査員がブルワーのみであること。主催は「横浜ベイブルーイング株式会社」で、2019年の会場は、横浜の「大さん橋ホール」。

japanbrewerscup.jp

見学したかった目的

短期的には、醸造免許取得に必要な情報を得るため。具体的には、レシピ開発のヒントや、仕入元/販売先のヒントを得るため。

そして中長期的には、ブルワリー同士のネットワークを得たり、イベント参加の意味を学んだりするため。

目的は果たせたか

・レシピ開発のヒントを得る→〇
仕入元/販売先のヒントを得る→△
・ブルワリー同士のネットワークを得る→〇
・イベント参加の意味を知る→〇

今後に生かせそうな示唆

イベント参加はブルワーにとって成績表のようなもの。

イベント主催者からその日の売上ランキングが教えてもらえるだけでなく、イベント来場者はクラフトビールのコアなファンだけではないので、その素直な反応が次のビールのヒントになるとのこと。

 

という情報を踏まえ、以下3つの目的で、イベントには定期的に出展するのが良さそう。

①新たなファンを獲得するため

現在、販売先としては、篠山に来る人の来客と、京阪神での卸売を想定しているが、イベントの場に「出ていく」ことで、この両方がスピードアップしそう。

クラフトビールイベントには、篠山に興味がない(或いは知らない)人のほうが多いと想定すると、クラフトビール→篠山の循環が生まれるきっかけが作れる。

②味を磨くヒントを得るため

クラフトビールは、非常に自由な世界で、味の種類も多い。言い換えれば、何を作っても飲んではもらえるが、「本当に旨いもの」となったときに、正解が見つけづらい世界ともいえる。そんな中で、一気に多くの人に飲まれ、即時フィードバックが得られるイベントの場は、好まれる味のPDCAを回すのに絶好の機会である。

③ブルワリー同士のネットワークを得るため

ブルワリー同士はライバル関係ながら、同じイベントを切り盛りする運命共同体でもある。現に味やブース運営について、互いのビールを買いながら情報交換する姿が散見された。逆に、自分だけが目立ってやろう、儲けてやろうという姿勢は(あるかもしれないが)見せず、ネットワーキングしていく文化がありそう。これに入らないことは百害あって一利なし。

 

レポートは以上!早く名刺が欲しい〜。

JAPAN BREWERS CUP 2019 -2-

横浜で「JAPAN BREWERS CUP」を見学してきました。

3本立ての2本目はスタッフ体験レポートです。

 

今回、体験させていただいたのはこちら!

はてなブログ」で見つけた「南横浜ビール研究所」さん。Facebookでスタッフ募集してたので、店に行ったこともないのに志願してみたというわけです。

beerlabo.hatenablog.jp

当日は、オーナーさん、ブルワーさん、スタッフさんと一緒に、3時間ほどブースに立ち、ビールを売らせてもらいました。

そして感想は、

1.混んでる

毎年、1万人近くが来場するというこのイベント。

私にとって、ビール作ることになって初のイベントだったため、「自分のお客さんになるかもしれない」人たちとして見たのはこれが初めてでした。そして率直な感想として、「こんなにいるのか!」と。

にしても、「どれにしようかなー?」と迷っている顔は、老若男女なくカワイイ!私も、「どんなのが好きですかー?」とか1日も早く聞いてみたい。

でもって、反応がすぐ見えるから、ある意味怖くもある。。。

2.仲間感

ビールを買いに来る人の中には、同じイベントに出ているブルワーさんも紛れている。

ブルワー同士といえば、本来競合、敵のはず。だがしかし、あの仲間感は何だろう。

「パイを奪い合う敵味方」みたいな陳腐な世界にいないというか、共にビールに向き合い、味を競う者として、悟空とクリリンヤムチャ天津飯のような「切磋琢磨」を感じたのです。

ひょっとすると、キリン、アサヒ、サッポロらへんは敵かもしれないけど、共にクラフトビールを、という高い視座が、あの仲間感を産んでいるのかもしれません。

 

ということで、買って楽しい、売って楽しいJAPAN BREWERS CUP。

あの世界観を形作る一員になれるなんて、オラ、わくわくしてきたぞ!と、感じずにはいられない1日でした。