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船旅という素敵なスタイル|東九フェリー

皆さんは、船旅をしたことがありますか?

船旅といえば、“リタイア後に行く豪華客船の旅”でしょうか。

飛行機や新幹線といった、便利なものがあるというのに、移動のために船なんて、時代錯誤かもしれませんね。ですが私は、船旅が好きです。

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10/9~15まで、四国地方を旅しました。

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最終目的地の徳島市眉山」より

20代のバックパッカー時代をほうふつとさせるノープランな旅で、“着いたは良いが宿がない”とか“田舎の交通機関を甘く見ていた”とか、少々問題もありましたが、なんだかんだで最終日。満足できる旅でした。

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旅の最後は、徳島~東京の船旅。所要が何と19時間!私、会社員なんですよ。道楽でしょう?

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船内は快適そのものでした。今年改装したらしく、船室は狭いけど、その辺のビジネスホテルより快適だし、昼間を過ごす空間も、オーシャンビューのカフェみたいです。

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夕方には、太陽が沈むのと満月が昇るのを見て、明日早起きできたら、日が昇るのも見たいなぁ!とか、のんびり計画を立てるのも◎。大きな海の上で、あくせくするのは禁物です。

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さて、私が船旅を好きになったのは、21歳のときでした。

その頃、私は失恋旅行と卒業旅行を兼ねて、沖縄と台湾へ行くことにしました。ちょうど兄が鹿児島に住んでいたので、そこから台湾までの船旅を企画したのです。

鹿児島~台湾の間には、奄美大島沖縄本島のほか、小さな島がたくさんあります。それを縫うように渡る旅は、南下するごとに鮮やかさを増す海のごとく、グラデーションの色1つ1つを、味わうような感覚がありました。

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遠方に浮かぶ淡路島

飛行機だと下界に眺める程度のそれですが、そこに上陸し、人に出会い、生活に触れるということは、短時間にひとっ飛びしてしまう旅では、味わえるものではありません。

このように船旅には、点と点を繋いでいく感覚があり、それぞれの暮らしがあるということを、理解するきっかけになるのです。

世界を自分で味わう感覚。以来、私は船旅が大好きになり、航路と時間の許す限り、それを選ぶようになりました。

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夜明けと共に東京港

今回旅した四国。4県それぞれに、誇るべきものがありました。

私は東京の人ですが、東京の価値観が偉いわけじゃないし、全国それに統一じゃ全く面白くない!

だから決めました。

東京の人として、地方のためにできることがしたい!東京だってただの1都市なのです。周りを尊重するべきなのです!

四国の旅は、そんなことを思わせてくれました。