東京百景

日々の思考/行動と小さな感動をコレクションするブログ

「世の中は公平だ」なんて教えてはいけない

名古屋のほうの小学校で、卒業式に袴を着る子が増えているらしい。

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小学生のくせに贅沢なっ!という感覚はもちろんあるが、それより驚いたのは、行政側が「袴自粛」の通達を出したということ。「裾を踏むかも」とかいう妙な理由もあるが、要は費用の問題で着れない側への配慮だろう。

私も配慮は良いと思う。良いと思うけど、それは個人レベルですれば良いことであって、通達となると意味合いが違う、というのが私の感想。

というのも、私はかつて、はっきりいって貧乏側の子供だった。指定の給食着が買えなくて、大人もののYシャツを着ていたこともある。だけど困ったことはなかったし、惨めに感じることもなかった(覚えてないだけ?)。袴を着れない子がいたとしても、その事実をただ受け止めれば良いだけだ。

要するに、世の中には「袴を着れる家に生まれる子」と「袴を着れない家に生まれる子」の2種類がいて、いっときそれを「自粛」して隠されたところで、その事実は変わらないってこと。

背の高い人や低い人がいるように、貧乏も1つの個性に過ぎないし、そこから学べることもたくさんある。もし、それが嫌なら、稼げるようになるために、早めに努力を始めれば良い。

そこに行政が、貧乏=可哀想だから配慮しましょうなんて号令を出したら、逆に個性が死ぬし、学べるものも学ばなくなってしまうような気がする。

一見ネガティヴそうなことからこそ、学べることは多いんだから。