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東京百景

足元にある小さな幸せをコレクションするブログ

泣いて心を裸にする

今年の3月から、「涙活」と称して映画観賞をしている。少なくとも隔週で名画座に通い、感涙する時間を作っているのだ。

昨日は、目黒シネマで「ニュー・シネマ・パラダイス」。20年前に見たけれど、20年後もしっかり泣けた。

www.okura-movie.co.jp 

涙活の必要性を感じたのは、もちろん仕事がきっかけだ。論理や数字や効率ばかり求められる毎日。どうやら成果は出したらしいが、自分自身が喜んでいない。感情そのものが、枯れているのを感じた。

そこで傑作「ニュー・シネマ・パラダイス」。私はもちろん、そこら中からすすり泣きが聞こえる。

みんながみんな、泣いて心を裸にしている状態。どことなく空気が柔らかく、自分も優しい気分になれる。平日の張り詰めた会議室とは、大きく異なるものがある。 

この作品は、主人公のトトと映写技師のアルフレード、そして村の人たちが、戦時下にあっても(映画を通して)笑いや涙を共有した、というストーリーだけど、

今を生きる私たちも、論理と数字と効率の世界で、緊張ばかりして暮らすのではなく、笑いとか涙とかいう、あってもなくても死にはしないものの価値を、改めて見直したほうが良い。それがあって初めて、人生を味わえる気がする。