ゆかこの部屋Blog

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スプツニ子!さんが凄かった

『朝日地球会議2017』というシンポジウムに参加してみた。今年のテーマは、「分断から共存へ」。私の目当ては、スプツニ子!さんだ。

スプツニ子!さんは、「生理マシーン、タカシの場合。」という作品で注目されるようになった現代アーティストで、「男と女に、両者の違いを分かり合える未来は来るか?」という問いを掲げている人。

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今日のトークショーは、

「実はピルという薬で、面倒な生理は止めることができる」、「実はiPS細胞で、同性婚者でも遺伝子を残すことができる」など、倫理的にタブーとされていることが、実現できるようになったらどうする?という、問題提起に溢れるものであった。

きっと文字だけで見れば「だからそれはタブーでしょ」という人しかいないだろうが、「いや、タブーだけで片付けてはいけない。これで幸せになる人もいるのだ」と感じさせられるところが、さすがはアーティスト。

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科学の進歩を語る際には、倫理的な検討も、合わせてしなければならない。

それを欠いたのが例えば原発。科学によって、安くてクリーンなエネルギーができた。とそれだけで、災害のときどうするか、という倫理的な検討を怠った。

では、同性婚者の子作りについて。「科学は進化したが、倫理的にはちょっと」というところでタブー化してしまい、それ以上の議論を避けるのは、それはそれで「思考停止」ではないのか。

常識や結論は置いといて、まずは議論だ、問題提起だ、というのが、スプツニ子!さんのスタイルなのである。

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今年、業務のストレスで流産してしまった同僚がいる。男性の管理職たちは「ゆっくり休んで」の一言だけで、自分たちの責任をどう考えたのか、未だに改善されていない。

この同僚は、2週間ぐらい休んで復帰。会社員の「是」は上司に従うこと。その後この話題を口にした人はいないが、本当にこのままでいいのか。会社員の常識でも、これがタブー化。思考停止だ。 

tokyo100k.hatenablog.jp