川面を泳ぐように、風にたなびく反物たち。
昭和30年代まで、この街で当たり前だった風景を再現したものです。
今年で10年になるというイベント「染の小道」。
新宿区の中井界隈で、年に1度開かれているもので、川に反物を架ける「川のギャラリー」と、商店街が「のれん」展示会場と化す「道のギャラリー」がメイン。
和のデザインって、好きな理由が2つあって、
1つは四季折々の美しさを、シンプルに描いたものが多いこと。そしてもう1つは、暮らしの中の楽しさを、シンプルに(以下同文)。
要するに、「見るべきものはそこら中にある」って、いわれているような気がするんです。無理やり探さなくでも、既に、そこに。
にしても心温まるのは、
染の職人さんやテキスタイルデザイナーさん(同じか!)、
そして子供も含む街の人たちが、地域の伝統工芸、そしてアイデンティティに目を向け、大切に守るべく、こういう企画をしてくれることですね。
どうもありがとうございました。