どっちつかず。矛盾。回り道。
インタビューの後に、そんな自己認識が強く残った。
自由大学の同級生でライターでもある大竹さんが、訓練のため(?)「インタビューされる人」を募っていて、
私も「聞いて書く」仕事に興味があるので、「聞かれる」ってどんな感じかと、早速志願したのだ。
…というのは表向きの理由で、
私の人生は「よく分からん」で有名なので、これを人に聞かせてみたら、どう料理してくれるか?に興味があった。(それは後日公開)
さて、何がよく分からんって、なにしろ言動が矛盾している。
例えば最近、
移住って素敵といいながら、都心の暮らしを離れる気は全くないし、
大企業を辞めたいといいながら、なんだかんだ多忙を楽しんでいるし、
これは昔のことだけど、
10代からの夢(日本語教員)を叶えるため、親の反対押し切って韓国行ったのに、1年半であっさり辞めるし、
インタビュー中何度となく「あんた、どうしたいの?」と、自分で自分に問いましたよ。ええ。
しかしこの人生、まるで進んでいないかというとそうでもない。結局のところ、好きでこれを選んできたのだ。これにぴったりの表現は何か。
2時間ぐらい考えて、「時計と地図を見ない人」にたどり着いた。
時計(=年齢に関する世間的なあるべき論)や地図(=広い社会の中でどうポジショニングするか)にまるで興味がない。
それより自分のタイミングで、自分のルートを見つけたい。興味あるときに、興味あることを、ともいう。
故に「目的地まで最短で」を良しとする社会において、回り道にも見えるキャリア。それが人から見たら「よく分からん」になりがちのだ。
私は時計と地図を見ない。ただそれだけのことなのに。
ちなみに私は、日常でも時計をしないし、急いでなければ地図も見ない。
体内時計と太陽や星の位置を基準に、なるべく自力でたどり着きたい。
それが自分を鍛えること!って考えてるのだけど…、確かにちょっとヘンですかねぇ。無人島民でもあるまいし。
※責任ある仕事のときは、ちゃんと時計も地図も見ます