という映画を見てきた。
泣いた泣いた。ぼろぼろ泣いた。もっと「楽しさ」に正直でなきゃいかん。昨日と同じような、「正しいかもしれんけど退屈」な今日を生きちゃいかん、と。
どんな映画かというと、
裕福だが孤独な81才の老女が、ある日、自分が死んだ後に書かれるであろう「訃報」に興味を抱く。さぞ素晴らしく書かれるであろうと。
ところが!
訃報ライターがいざ取材をしてみると、訃報に書かれるべき「賞賛」や「感謝」を口にする人などいやしない。要するに主人公は「嫌われ者」だったのだ。
そして「このままじゃ死ねない!」と悟ってからの主人公が凄い。
「死ぬまでにするべきこと」を全部する過程で、こんなこと現実にあり得んだろ、ということもあるにはあったが(映画だからね)、もの凄い勢いを見せるのである。
「死」って凄い!ってのと、そうなる前から動いておきたい!ってのとで、こっちもいっぱい生きる力がもらえる。
ちなみに個人的には、独善的で完璧主義ゆえ、家族も部下も離れてしまった主人公に感情移入してしまった。
「人は正しさで動かない。楽しさで動くのだ」という真理に気づいたのは20代の頃だったが、最近またしても「正しさ」に寄りつつあったのでね。。。
一応まとめるとすれば、
物事が、あるべき状態になるには時間がかかる。論理的な正しさでねじ伏せたとしても、結局のところ楽しくなければ、人は本当には動かない。
だからこそ毎日、楽しさに正直でなきゃいけないし、昨日と同じような、正しいけど退屈な今日を生きちゃいけないのだ。
大切なのは、この感覚を捨てないこと!
難しいけどー。