週末の旅行では、香川の直島も訪ねました。
直島といえば、瀬戸内国際芸術祭や草間彌生で有名ですが、
本当はアートなんかより、海が素晴らしいんです、ここは。
瀬戸内の海は、穏やかな海。
ただ立って見ているだけで、妙に心が満たされる。
海なんか見たって、何の役にも立たないのに。それでも今、成立している、この瞬間はなんなんだ。
そんなことを考えていたら、「目的」に疲れていた自分自身に気づきました。
都会では、来る日も来る日も、タスクに追われる毎日。
「何のため?」と問い、目的が曖昧なものは捨てなければならない毎日。
効率的でなくたって、何の役にも立たなくたって、「ただ、好き」ということを、許されにくい毎日。
だけど、究極の目的って、好きなことをして、心を満たすことじゃないのでしょうか。
頭が真っ白だって良い。ときに、馬鹿なことをしたって良い。
自分が楽しむこと抜きに、「目的」なんかないのです。