ローカルベンチャー|牧大介
・ローカルベンチャーとは、自分の視点を持ち、見落とされていた地域にある宝物を上手に発見して、仕事をつくること
・百年の森林構想は、市場よりも地域に目を向けた構想
・そこにある可能性を見つけ出して目に見える形にする
・生態系は全体がつながって循環し、空間全体から多様な豊かさが引き出される
・東京は売るものばかりやると、東京のマーケットを取り合うだけになる。地域で循環する仕組みは地域内で完結する
・その人が想い描く夢、ありたい暮らしを実現に導くプログラム
・外部に解を求めても見つからない時代。自分の中にこそある
・腹を決めたら動けるし、たいていのことは乗り越えられる
・これからは、迷っている人がちいきをつくる
・人と人の心のつながりを豊かにし、ものと一緒に心を届けて価値を生み出す地域経済
・自分たちが製品を使えば森がよくなる、森をよくした木で家具ができる
・地に足をつけた3年後の事業計画が必要
・歴史はお金で買えない
・部下としては上司が判断できる材料をどれだけ集めるか
・考え方を共有していたら、日々の細かい指示が不要になる
・空き家は所有者にとっては不良債権でも、移住者にとっては有料資源
・ほかのスタッフと自分のチャレンジ目標がどう関連しているか、それはチーム内でどういうポジションなのか理解できると、勝手に社内の連携が生まれる
・何かやりたいという人が一部ではなくたくさん育っている自治体は力がある
・創発とは、多くのチャレンジがランダムに発生している中で起きるもの
・クリエイティビティのある人は、ある意味やんちゃで、チャレンジを重ねてきた人。感性が上書きされている
・自分の行動力や情報発信力で地域にメリットを返す
・自分がやらないといけないところ、やらなくてもいいところを明確にしておく
・会社自体を発酵させていく長丁場を覚悟して、少しずつ積み上げ、連鎖しせていくつもりで
・周囲に助けてといえるかどうかは大切
・ほかの人がやらないようなチャレンジをしていると、チャレンジングな人ほど興味をもってくれる。チャレンジする人とのご縁が増え、結果として最新の情報が集まりやすくなり、人材確保もしやすくなる
・想像→妄想→構想→計画→実施
・目の前にいる人は、いろんな可能性を秘めている。どんな風に生きてきたのか、どんな想いを積み重ねてここに存在するのか
・挑戦を続けた後、お世話になった人たちへの感謝が心の底から湧き出てきたら、そのときは地域のために頑張ればいい
・価値は何かと何かの関係から生まれる。新しいものや技術でなくてもいい
僕たちは島で、未来を見ることにした|株式会社巡の輪
・未来に可能性を投げかけられる自分でいるために移住した
・東京は生命を育む土からの距離が遠い
・存続の危機に瀕するほど人が少ないということは、逆にいうと一人ひとりを大切に指導できるということ
・都会では分業が当たり前でも、田舎では全部ができることを要求される
・自分の居場所をたくさんつくるには、相手の文化や日常の文脈に対して、対応する、変化する余白のある自分でいることも大切
・常に自然と生きてきた人は、人間という意味での実質的な実績が高い
・地域で継続してきたもの全てが財産
・都市が作るのは物質的な文明、田舎が保存するのは精神的な文化
・田舎は都会より劣っているのでも遅いのでもない。性質が違うだけ
・地域のことを手伝って、心を通わせて、そこに自分の仕事を作る
・参加者が巻き込まれたくなる魅力を作るには、巻き込まれることができる敷居の低さと、進化のプロセスを感じられるか
・仕事は方法論だけではない。五感を通した体験や、志ある人と想いを語り合うことが人間力を高める
・飾らないから変わらない。だからいつまでも愛される
・人間の幸福とは大きなテーマだが、結局は日々の幸せを感じる心の集合体
・食べていくことはできるようになった今の時代で、私たちがするべきことは後世に何か伝えること
・料理人は食材の作り手の代理人
・科学的な研究も昔ながらの方法もいいけど、大切なのは対話。心が食材を変える。自然の本当の力を引き出す
・東京にはたくさんの「今」がある分、過去を振り返る場所があまりにも少ない
・地域ごとの個性あるコミュニティがまずあって、そこで完結しながらグローバル化しないと、日本の産業は危機に陥る
・地域の人を巻き込むには、楽しいか儲かるかを提供しなければならない
コミュニティ難民のススメ|アサダワタル
・夢とはなりたい職業や仕事に限られるものではないはず。「こうなりたい」ではなく「こうありたい」と願うことが受け入れられてもいい
・夢って現実の計画だけでなく「夢そのものをずっと見続けている状態」で、それが自分を目の前の現実から守ってくれる
・日常生活の価値観を表現の力で再編集する
・「なかなか1つのコミュニティに深くコミットできない」という内的難民性を肯定することでコミュニティとコミュニティのハブになることもできる
・自分の能力の使い方は自分で決めるものではなく、相手が決めるものだ。だから他者からの力が流れ込んでくるのに「ふさわしい場所を空けておく」ことが重要
・ジメジメした「不安」はドキドキとふふわふわを携えた「未知」へと変わっていく
・「相談」はそもそも言語化できる範囲でしかできないが、実は本人ですら自覚できない核心があって、そこへと二人三脚で降りていくのが本当の相談
・日常/非日常の「/」の存在は固定しているものではなく相対的なもの
・表現者が作るさまざまな成果物、作品は、それが周囲に「ああ、これは確かにこの人の仕事だ」と認識されてこそ、次の仕事を作れる
・エディターシップを存分に発揮するには、利害で判断を誤らぬよう、非当事者的立場に立つ必要がある
・コミュニティは、結合することが容易であったのと同じく、分解することも容易でなければならない。絆は求められるにしても、それを作る人々を縛るものであってはならない
・「自分はこれをやりたい」の「これ」として言語化できることなんて、せいぜい「とりあえず」でしかない。本当にやりたいことはもっと抽象的なものであって、そこに向かうために「これはやっとくべきだ」とおいう直感で進むしかない
・問題行動といわれる行為の中に、実はその人の情熱や熱意、人格を表している場合が多くあり、これを「悪い」と切り捨ててしまえばその人の本質は見えなくなってしまう
・議論するだけだと「そもそも論」や「堂々巡り」に陥ってしまうので、小さいながらも確実に「進んでいる」ことを可視化するため、モックアップをどんどん提示していく
・現在の社会は、未来世代の資源を奪いことで成り立っている。「未来はこうなるといいな」というソリューションから発想し、それを実現する概念が必要
・関係性を構築するために必要なのは、人としての信頼を元にした対話を、あきらめずに繰り返し続けること
・都市においては会社が「ムラ」の機能を果たしていた。が、グローバル化などでそれ自体も壊れだした。
・成熟社会のキーワードは「フェア」と「シェア」。社会的公正性を担保しながら、分かち合っていく姿勢がカギになる