ゆかこの部屋

小さな幸せを集めて貯めるblog

安曇野行き〈前編〉

長野県安曇野市にある「穂高養生園」に行って来た。

このところ忙しくて疲れたのと、今、人生の転機にあるらしいので、一旦俗世と距離を置いてみようと。

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本編に入る前に、穂高養生園とは、安曇野の山あいにある静養施設のことである。

西村佳哲さんの「一緒に冒険をする」によると、「食事・運動・休養こそ自然治癒力を高めるという想いから」開かれたところで、やたらに治療しなくても人間には本来、自分で生きていくための凄い力が備わっているのだそうだ。

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穂高養生園「里の家」

ここでの暮らしは、10:30の朝食と17:30の夕食以外は自由。

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1日2回のマクロビ食

森の散歩やヨガは滞在費に含まれているが参加しなくても良い。

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そこかしこで季節を感じる

私はというと、土曜日の15:00に着いて以降、とにかく温泉→寝るの繰り返し。本来なら散歩でもするところだが、雨に甘えて寝まくった。ここは休むところだ。動きたくもないのに動くことはない。一切のことを気にせず、母からの連絡も返さず。

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雨の中庭

夕食だけ起きてまた寝て、復活したのは21:00だった。

といっても、母からの連絡に返す力はなかったので、書棚にあった臼井吉見という人の、「自分をつくる」という本を読んだ。1986年に刊行された中高生向けの本だが、今の私にも響くところは多く、人の目とか、正論とか、同調圧力とか、日頃、どれだけ多くのものに動きたくもないのに動かされていたかを感じた。

臼井先生曰く、自分の人生は自分で決めろ。それが責任だ、とのこと。

22:00、母からの連絡にどう答えるか、なんとなく方向性が見えたところで、消灯。

(次回が本編です)