最近、ぬか漬けの味が良くなってきた。
始めて3ヶ月で、コツがつかめてきたのだろう。シェアハウスの同居人たちが、ぱくぱく食べるようになった。
私の口には、漬けた半分も入らない。こともある。
がっ、奇妙なことに「私のなのに!」と腹は立たない。食べられなくても、惜しくないのだ。
何故か。
ぬか漬けは、簡単だからだ。
自分がすることは、日々のかき混ぜだけ。シゴトはほとんど菌がする。
なのに、めっちゃ喜ばれる。
自分にとっては大したことのない努力で、人からめっちゃ喜ばれる。これは楽しい。
同じようなことは、着物でも起きる。
私にとって、着物を着ることは大したことではないが、さも大したことのように喜ばれる。これも楽しい。
人生相談とか、ビールもまぁそんな感じで、私にとって大したことではないが(以下略)、「働く喜び」っていうのは、意外とこんなもんじゃないだろうか?
自分のできることをする。それを人にも分けてみる。そしたらめっちゃ喜ばれる。
「働く」は楽しくできるのだ。身を粉にしなくたって、額に汗をしなくたって。
もうすぐ辞める会社のビジョン「働く喜び」について、なんとなーく考えてみた。