ゆかこの部屋

小さな幸せを集めて貯めるblog

京都×雪|川の庵

目が覚めて、客室の露天風呂に入った。

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「わびさび」を画に描いたような世界。

京都の山奥、高雄でも一番奥にある旅館で、辺りは静まり返っている。

はらはら降る雪のほかに、見るものもなく、私はただ、空から降りてくる大小の粒が、土に溶けたり溶けなかったりするのを見ていた。

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なぜ私がこんなところで、こんな贅沢をしているかというと、それは企画してくれる人がいたからなのだが、その想いを考えたら涙が溢れて、よく分からない気分になった。

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雪を溶かす土は私で、溶ける雪は人に見えた、というか。

雪の1粒1粒が、今は目の前にいない人、もう会わなくなってしまった人含め、私のために「してくれた人」に感じられたのだ。

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過去があるから、今がある。

良かったことも悪かったことも、全ては「してくれた人」と「してもらった自分」で作ったもの。

それを否定してもしなくても、今の自分が結果なのだ。

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過去が今日を作ったように、今日の自分が未来を作る。

できることといったら、感謝ぐらいしかないけど。