私の同僚で、「好きなこと」は頑張るが、「嫌いなこと」は完全に人任せ、という人(以下、田中)がいる。
嫌いなことは本当にしない。どんなに怒られようと、嫌われようと、絶対にしない。嫌いなことに関しては「出来ない子」を徹底している。
反面、好きなことには、優秀な田中。だから、周囲は特別視する。そして嫌いなことは、「出来ない」。だから、より優秀なことに集中しろ、となる。
「好きだろうが嫌いだろうが、自分のことは自分でするべき」と考えていた私にとって、田中の登場は衝撃だった。
それが「演技」であるかないかは別にして、結果としては人を動かし、組織を動かしているわけだから。
金八先生の「人という字は」の世界。Aさんが苦手なことは、Bさんが得意。Bさんが苦手なことは、Cさんが得意。というように、そこに会社として結社する意味があるのだ。その程度さえ気をつけられれば、「田中式」も、ありっちゃあり???
そしてまた田中が、楽しそうなのだ、毎日。小さな責任に、すぐ潰されそうになる私に、見習うべきは田中、なのかも。
※6月6日は田中の誕生日です。