2日目の朝は、浜辺をちょっと散策した後、釜山から日帰り圏内にある、新羅の都、慶州へ。
移動には、海雲台駅から鉄道を利用。車窓に広がる東海(日本海)が、旅の気分を盛り上げる。
慶州駅に到着し、更に行くこと20分。そこが本日の目的地「良洞民俗村」。
そこは山間の小さな村。朝鮮時代、両班たちの残した家屋に、今も子孫が暮らしている。
食べるものを作ったり、着るものを洗ったり。
衣食住で完結する昔のままの暮らしは、複雑な社会に生きる私の目に、強烈に、新鮮に、映って。
市内に戻り、帰りの列車までちょっと散策。
慶州は、花咲く都でもあるのだ。秋はコスモス、夏は蓮、春は桜が咲きに咲く。
雲間から射す恵みの光。忙しい中だったけれど、本当に、導かれたような旅だった。
ゆったり過ごす田舎時間は終わり。再び戻る釜山の町は、いつものように、せかせか賑わう港町だった。