映画『深夜食堂』をやっと見た。
以前TVドラマ化もされた、安倍夜郎の漫画が原作で、新宿ゴールデン街っぽい街にある、「めしや」という店が舞台。
マツコ・デラックス曰く、新宿は「全ての人を受け容れる街」。
「ワケあり」な人が現れては消え、消えてはまた現れる交差点のような価値はこの店もまた同じで、干渉しない、干渉させない。少しぐらいは追いかけるよ。っていうスタンスが、
都会で自由に暮らしたい。だけど孤独と隣り合わせだ。っていうオトナに、居心地よすぎるんでしょうねぇ。。。
さて、私は昨日、ある人に怒ってしまった。
腹の立った理由は、未だによく分からないけど、映画の中で、とろろごはんを頬張る多部美華子を、優しく見守る小林薫のシーンで、涙がぼろぼろ出てきた。
世の中、白黒つくことばかりじゃない。理由なんて、どろどろしていてはっきりしないものだ。
グラデーションが続くうちは、それを楽しめばいいんだって、そういう風に解釈しとこう。