食べてないのに太るっ!
こんな経験、ありませんか?これ、習慣の問題らしいですよ。単にカロリーだけじゃなくて。
今日は、自由と幸福と効率について書きます。
5年ほど前、私は今より10キロ太っておりました。凄い食べたわけじゃないのに太っていました。習慣が悪かったのです。
ある日ダイエットを決意して、痩せたら自由になることに気づきました。脚が組めるとか、服が着れるとかそんなだけど、
「少しの悪習慣が、自分をだいぶ不自由にする」
そんなことを、逆説的に知ったのでした。
似たようなことはほかにもあります。
便利なものを次々買うのはいいが、今の家賃、「物を置く」ために払ってるの?
断捨離したら自由になった。
こんな経験、あるでしょう?
これは、贅肉や物だけの問題じゃなく、仕事も遊びも休養も、何もかもが同じだ。
↑の本を読んだ後に、そんなことを実感しました。
何事にも、「適正量」があるのです。
この本のサブタイトルに、「マインドフルネス」という言葉がありました。
これまでの自己啓発が「変わる」ことを目標としてきたのに対して、
マインドフルネスは「いまこの瞬間を最大限に味わうこと」に重きを置く
らしいんですが、「自由を保てる適正量」って、ここなんじゃないのかな。
いまこの瞬間のごはんがおいしいとか、いまこの瞬間のお風呂が気持ちいいとか。
これを脅かさない範囲、なんじゃないかしら。
短い時間で、あれもこれもこなしていく。
効率のいい人は、確かに褒められるんですよ。私も、若いときはそれが嬉しかった。楽しかった。
だけど、効率を上げて上げて上げて、空いた時間で好きなことができるのかなーと思ったら、そうでもないこと多いんだよね。
そして、無自覚の不自由に、堕ちていく…。
最後に小噺をひとつ。
北米人が南米を旅した際、湖で釣人に出会いました。
釣人は釣りもせず、ボートの上で寝てばかりいるので、旅人はこういったそうです。
旅人「寝てばかりいないで、もっと働きなさい。そうすればもっと儲かって、ゆっくりクルーザーで昼寝する時間が取れるよ」
釣人「…俺、今昼寝してるんだけど?」
by松元ヒロさん