私には大好きな人がいる。
この人の姿を見るために猛ダッシュできて、この人の声を聞くだけで涙が出る。理屈じゃなく大好きな人だ。
あまりにも好きなので、その理由を考えてみた。
ひとことでいうなら、「半径10メートル以内を大切にする」人。身近な人間関係をとても大切にしていて、その出会いに感謝している。だから人からも大切にされる。
大きな野望はない代わりに、人望にだけは満ちている。その、誰も傷つけることのない純度の高いポジティブさに、惹かれるのだと思った。
ちょうどそんなとき、こんな本に出会った。
日常のイライラ。原因の多くは人間関係。誰かのことを邪魔に感じる。そんなことはないだろうか。
そんなイライラの原因は、「ヒトをヒトでなくモノと見る」自分の心にあるらしい。
ヒトなのにモノのように扱い、自分の都合で利用しようとする。その人自身を尊重しない。逆に利用されることがないように、警戒するというイライラもあるかも。
だけど、こんなことを繰り返してる限り、信じることなどできないのだ。好きになることもなければ、大切にすることもできない。幸せから自ら遠ざかってしまう。
その点、私の大好きな人は、これが徹底できている。
分け隔てなく接する。10メートル以内の人間関係を大切にする。そして、与えてもらった幸せに感謝する。
見ず知らずの1億人に影響与える人よりも、よっぽどこっちが合理的だと思う。私もこれを、習慣化したい。