最近「メルカリ」のカオスっぷりがニュースになっているが、実は私が会社で企画したノベルティグッズも、メルカリに出品されていたことが分かった。
ノベルティとはいえ10万部も作っていれば、社会的なインパクトがあるものだ。久しぶりにびっくりした。
さて、私はここのところ、小さな商いを楽しみたいだの、半径10メートル以内の人間関係を大切にしたいだのと書いている。本音は重労働に負け、会社を辞めたかったのだ。
大きな会社で働いていると、エンドユーザーがまるで見えない。自分の仕事が遠いところで、どんな影響を与えているか分からない。社会的インパクトって響きは良いが、自分に責任取れないところで、稼いでいるのに不安があった。
それに比べて、自分の視野の範囲で、全て完結する安心感。このトレードオフに勝てる人が、大きく稼げる人なのだろうか。
そういえば若い頃から、「稼ぐ人」に対する違和感があった。大きな商いで大きく稼ぐ人には、驚くほどの強さがある。人を人として見ない強さ、例えばユーザーを数字としか見ない強さだったり、部下を道具としか見ないような強さだ。
今回のことではっきり分かった。私は、そういうところで働けないって。