はてなブログに、
というエントリーがあった。
書いているのは24才女性。両親は「大人なんだから社会情勢を」というが、世の中、悲しいニュースばかりで見ていられない、ということらしい。
ニュースを見ていて、悲しくなるのは確かに分かる。取り上げられるネタのほとんどが暗く、こんな悲惨な(ことばかり報じられる)世の中で、生きる気力がなくなってくる。
しかし、共感できるからこそ、「ニュースを見よう!」といいたい。
私なりニュースとの付き合い方
始めは闇雲に見る。すると2つのことが見えてくる。
1つ目はいわゆる「大人の事情」。マスコミが数字取りのために、わざと悲惨に報じているとか、権力者が人気取りのために…とかいったことが、見えてくるようになる(逆もある)。
2つ目は「問題の本質」。北朝鮮とか異常気象とか安倍政権とか新国立過労死とか、あちこちで関係なさそうに起きている問題が、実は「点」ではなく「線」であることが分かってくる。
と、ここまで来れば、「自分にできる問題解決」を考えるようになる。悲しんでいる暇などないのだ。
といっても、市民にできることなどせいぜい、原因となるマスコミや権力者を支持しないことであったり、共感できる政党や企業、NPOを支持することぐらいだが、世の中、素晴らしい取り組みってのも実は山ほどあって、この社会が(局地的にではあっても)前に向いていることが分かってくる。
自分を活かすきっかけに
くだんの24才女性は「悲しいとすぐ泣いてしまう」人だそうだが、裏を返せば「嬉しければすぐ笑える」人でもあるはずだ。
悲しいからといって目を背けていると、悲しい事実は放置されるだけ。これ以上悲しみたくなければ、自ら立ち上がるもよし、立ち上がった人を支持するもよし。感情が豊かな人だからこそ、それをエネルギーに代えることが、自分を活かすことにもなるのではないだろうか。