6年住んだ本郷の部屋を、引き払うことになった。東京五輪までの3年を過ごすのに、最高の舞台を見つけたからだ。
しかし、慣れ親しんだ環境を離れるのに、淋しさがないわけでもない。
そこで!次のステップに移る前に、出会いと成長の連続だった、6年について書き残しておきたい。
6年前のこと
ここに来たのは6年前。同棲解消がきっかけだった。
自分の意志で決めたとはいえ、心に穴は空いていた。「ていうか、どこに住めば!」とばかりに、霊能者にアドバイスを。それが、文京区本郷だった。
6年間のこと
本郷に来るまで、私は家と会社の往復しか、「世界」というものを知らなかった。それが、小石川にある「マッシュルーム」という店で、広い世界と、人生最高の恋に出会う。
私は、広い世界への(一応の)興味と、恋一辺倒(で重い女)になることへの危惧から、それはもういろいろな活動を通して、半ば強引にいろいろな人と出会った。
そして向こう3年間
そんな中で出会ったのが、文京区根津にある、ボーダーレスな新居だ。ここには、私が10代、20代と通して、志してきた世界がある。
ボーダーレス、即ち、国境のない世界。分断ではなく受容、奪い合いではなく分け合いのある世界。東京に世界中の注目が集まる3年間、そのど真ん中みたいなところに仲間入りできることは大きい。
私はこれまでも「社会人」ではあったが、「会社員」という属性を抜きに、本当の社会参加ができる。そんな気分でいっぱいなのだ。 tokyo100k.hatenablog.jp
現状維持か、変化か
慣れ親しんだ環境、というより、慣れ親しんだ「自分」を捨てることに、淋しさがあるのかもしれない。
しかし、現状維持を選ぶ理由は全くない。感情は一時のもの。合理的判断は一生のもの。私の決断は英断だ。
って、考えてみればあのときも、あのときも、あのときも、私は後ろ髪を自ら切って、変化を続けてきたのだ。
その全ての決断が、今考えれば英断だった。