都立病院の待合室。
私はこれまでに遭った「痛い目」を、順番に思い出していた。
・ジョギング中に激しく転んだこと
・自分でピアスを開けたこと
・母の車が横転したこと
・めちゃくちゃ熱い灸を据えられこと
・韓国で親不知を抜いたときは、先生の「アッパヨ(痛いですよ)」以外の韓国語が全部分からず、不安すぎて逆に面白かったこと、などなど。
私はこれから、子宮頚がんの検査「コルポスコピー」を受ける。子宮頚(入口)を拡大して、そこにできた米粒ほどのできものを切り取るという。
き、切り取る!
いかにも痛そうだし、ネットにもそう書いてあった。だから、「痛かったけど大丈夫だったこと」を数え出し、心の準備をしているのだ。
そして処置室へ。
何度上がっても、緊張する婦人科の診察台。
先生は切り取るべきものを2個見つけたようで、「痛いかもしれないけど」と前置きをした後、鈍い金属音を立てながらそれらを切り取っていった。
先生「どうですか?」
私「………全く痛くないですね!」
本当に痛くなかった。個人差と先生の腕もあるだろうが、びっくりするほど痛くなかった。
そういえば、めちゃくちゃ熱い灸を据えられたとき、据えている先生自身が「あなた、痛みに強いわね~」なんて驚いていたっけな。私はやっぱり大丈夫なのだ!
ということで、2週間の不安が虚しくなるほど、呆気なく検査は終わった。「痛いかもしれない」という不安に、眠れぬ夜を過ごしたわけだ。
診療費だけは高かったけど、仕事も減らしてもらえたし、必要経費と考えようか。
検査結果は11月30日。
今週のお題「私がブログを書きたくなるとき」