「はじめに」の1ページ目から角を折りたくなるのは良い本だ。
辻信一さんの「カルチャー・クリエイティブ」。引用はこちらを見てもらうとして、
1年ほど前から田舎に暮らしてみたいと考えるようになり、その一方で仕事どーすんだという迷いもあったが、この本によって、そういう次元の問題ではないと思えてきた。
田舎に暮らすということは、土と共に暮らすということ。土は人に食べ物を与えて、それが人を健康にする。健全なコミュニティや社会は健康な人によって作られるのであり、それが私の1年間、惹かれ続けたものであった。
健全な社会作りってのは、小手先の方法論や、スキル、能力だけじゃできない。それこそ西村佳哲さんのいう、「あり方や価値観との一致」なのかもしれない。
もちろんそれは、「経済合理性」の名の下に、土と人、人とコミュニティの関係を分断してきた、現代的な経済ではない。
…明日は連休明けの出社だ。