「シェアハウスに住んでいる」というと、決まって聞かれる質問が、
「へぇ〜!カップルとかできるんですか?」である。
そんなものは………ないっ!
代わりにあるといえば、兄妹っぽさだろうか。
長男:43才、長女:39才、次男:34才、次女:33才、末っ子:27才、という布陣で、育ちも違えば志向も違う。
それでも人が集まれば、次第に役割分担ができるもので、
長男:旗だけ立てる、長女:静かに見守る、次男:天然、次女:家にいない、末っ子:兄妹の平和を祈る、
という、必ずしも一丸となっていないのがまた兄妹っぽいのだ。
昨日はシェアハウスのBBQだった。
長男がBBQマスターで、道具一式揃っているのに、一度も食べたことがない。長女(私)が来年いなくなるから、想い出を作ろうと三女が提案したのである。
最初から最後まで楽しめたのは長男、長女だけで、次男、次女、三女は外出。少し残しておいて夜に食べさせたけど、そのちょっとしたやりとりに、兄妹っぽさを感じた。
伝わるだろうか?
スケジュール調整して、全員参加するのが他人。親が指示して、全員参加するのが家族。
それに対して、基本的にはバラバラだけど、少しぐらい気づかうのが兄妹っていう、そんな感じがしたのだ。
長男の焼いた肉を「わーい」とかいいながら食べる。
その時、私の中にあったのは「童心」かもしれない。