ゆかこの部屋

小さな幸せを集めて貯めるblog

巡り合わせが決めること

今日も「ありがたいこと」始まりの1日。

 

まずは昨夜のことですが、夜11時頃から家の近所の「スナック友」へ。

入店すると、同居人のSちゃんが酔っ払っていて、地域のキーマンの名前を連呼しては、「この人たちがいてくれたから、今の自分たちがあるんだ!」という話を1時間で5回ほど。

というのも、今、私たち新規の移住者が「移住者」という立場で市民権を得て、毎日を平和に過ごせるのは、この30年ほど前にUターンしたキーマンたちと、10年以内にIターンしたキーマンたちが、地元と融合するための「道」を作ってくれたからだと。

最後にはそのキーマンにごちそうにまでなってしまったのだが、何といいますか、都会から来た私のような者って、「地域おこし」とかって簡単にいうじゃないですか。「この地域を盛り上げる」とかって、簡単にいうじゃないですか。

でも田舎って、都会みたいに合理的に白黒はっきりならないところがあって、にも関わらずそれを丁寧に大切にできる人たちだからこそ、田舎という非合理ものが今に残されてきたってこともあって、表面的には見えていない世界が、都会よりも深いところまであるような気がするんですよ。

そういう意味で、先日書いた記事の内容(ビールを通じて外から誘客すること)を、今一度深く、考えるきっかけを得ました。

 

明けて今朝は、9時過ぎに起床。

今日の予定は大阪市内のイベント(関西クラフトビール界の重鎮に挨拶)と、神戸市内の百貨店(来週の商談準備)訪問。

でも今日はその前に、近所の人気店「マグナムコーヒー」に行って、もうこれだけで1日生きた甲斐あったんじゃねぇかってぐらいの、ありがたい話を聞いたのでした。カフェラテを買いに行って、お告げをもらって帰るというか。

どういうお告げかというと、マスター曰く、今の苦労を楽しめと。

地方でベンチャーで立ち上げなんて、えげつない苦労に決まってるんだから、当たり前に苦労するのではなく、楽しめと。

というのも、そもそもヒトが生まれて、ある程度の年齢まで死なずに生きてこれたこと自体が、もの凄く確率の低い話なのだ。そのヒトが地方移住してベンチャーでブルワリーの立ち上げ成功させるなんて、もっと確率の低い話。頭の良いヒトは「自分の能力で頑張れば」なんて考えるけど、そういう次元の話じゃない。うまくいくときは、巡り合わせでうまくいく。うまくいかないときは、どんなに力があろうと挫ける。「楽しむ」ぐらいで丁度いいと。

 

まぁ考えてみたら、私が今ここにいることだって、自分の頑張りというより巡り合わせでしかなかったし、それは「成功」が目的というより(目標ではあるけど)、この挑戦が私の人生にとって、何らか意味があるから与えられたんだろうし、成功するかどうかなんて、神のみぞ知ることなのだ。成否に気を取られて動きが止まるぐらいなら、そもそもチャンスなんて与えられなくて良かったのかも。

 

と、こんなことを考えながら、本日の予定はつつがなく終了。都会まで行くとそれだけで1日終わるので、夜はるり渓でマッサージ受けました。

明日からはもっと、危ない橋を楽しんで渡ろう。