ゆかこの部屋

小さな幸せを集めて貯めるblog

効率化と情緒の関係

明日から11月か。2019年は、まだ2ヶ月もあるのか…。

 

なんて呟きはさておき、月末の今日、経理担当の私には「請求書発行業務」がありました。

通帳見るのだし、数字合わせるのも好き。だからちゃんと時間さえあれば、この業務は大好物!なんですが、今日はそれに加えて、新たな楽しみを見つけました。

 

切手

です。

 

先月はバタバタしていたので、窓口でガサッと出すだけでしたが、今月は郵便局の人が、「日本の伝統・文化」なる記念切手を紹介してくれました。

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もう、超かわいいじゃないですか。

「王将」は熊本の男前Kさんに、「紙風船」は東京のオシャレなTさんに、「羽子板」は大阪の香港女子Cさんに、って相手に合わせて選んだりして。

中身だってもちろん、請求書に一筆箋を。

 

何でそこまでするかって、請求書って請求書だけ送ると、ただ「金払え」だけじゃないですか。だけど本当は「買ってくれてありがとう」を伝える月1回の貴重な機会だと考えていて、「時間があれば大好物」と書いたのは、そういう心を捨てたくない、という強い意思表示でもあるのです。

 

そういえば昔、リクルートの敏腕企画マンが教えてくれました。モノには「機能的価値」と「情緒的価値」があると。

例えば切手なら、「送れる」ことが機能的価値。「あっ、かわいい」が情緒的価値。

効率化ばかりを叫べば、失われるのは情緒的価値。だけど人の心を豊かにするのは、情緒的価値以外の何でもない。

デジタルとアナログはちょうどそういう関係にある。いや、クラフトビールだってそうだし、古民家なんて最たるもんでしょ。

 

情緒、情緒。

効率化を極めなくても生きてはいける。情緒で自分が幸せならば、それに特化もありかもしれない。