京都駅八条口の22:00。
こんな時間にここにいるのは、夜行バスに乗るためだ。
明日は面接。東京で「正社員」として雇われる、今のところ最後のコマ。
たぶん落ちるので来週からは「派遣社員」に切り替える、つもりだったが、ここへ来て迷っている。
会社を辞める=篠山では働かない=東京に戻るという等式が、性急すぎる気がしてきたのだ。
理由はいくつかある。
⑴3社落ちた正社員の面接。負け惜しみかもしれないが、「この世界(激務で自炊どころじゃなさそう)に戻りたくない」と感じてしまったこと。
⑵一度離れた都会の暮らし。便利で刺激的で楽しいけれど、田舎で困らず暮らせてるのに、わざわざ戻る必要がないこと。
⑶辛うじて理由といえば、「親しい友人に会いたい」ぐらいのことはあるが、今のペース(隔月)でも充分な気がすること。
⑷篠山には、積極的に頼んでもいないのに、私の未来(?)を考えてくれる人がいること。
会社を辞めたい理由は収入と忠誠心の低さだけなので、それを阻害しない且つ現場を助けられる範囲で「副業」にするとか、考える余地はあるかと。
っていうか、あれこれ理屈で考えると、複雑化するだけで答えが出ない。
では感情だけが正しいかというと、それはそれで風向きぐらいアテにならない。
っていうのが、今日一番の本音。
確かな事実としてあるのは、今、高速バスに乗っていること。明日面接があること。それだけ。
幸い私には、数年間働かなくても食っていけるだけの蓄えはある。だから働かないってわけじゃないけど(会社は絶対辞める)、納得できる答えを探すぐらいの時間はあるのかもしれない。
取り敢えず(もう)玄米が食べたい。
追記:乗車中にまた腹立つことがあったため(どんな会社だ)、せっかく篠山寄りになった感情が、また白紙に戻りました。