ゆかこの部屋

小さな幸せを集めて貯めるblog

高野山で山籠もり

下北山村の前の日は、高野山に泊まった。

高野山への道もまた急峻で、本当に人なんか住んでいるのかという感じだったが、山道を転げるように進んだ先に、口を開けて待っていた。

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高野山は、空海弘法大師)が遣唐使船で長安に渡り、密教を学んだ後に開山した、真言宗の聖地らしい。

町に並ぶのは寺ばかり。歩くのは僧侶ばかり。文字通り、天空に浮かぶ、俗世から離れた聖地である。

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私は「壇上伽藍」「金剛峯寺」「奥の院」を拝観。

壇上伽藍は中の彫刻や柱絵が、

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金剛峯寺は庭や襖絵が、


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そして奥の院は広大な敷地に並ぶ墓の一つひとつが壮観。


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その手仕事の凄さたるや、「この世の全ての祈り、集めました」みたいなところで、そこで何を祈るかといったら「無事に東京に戻れますように」だった。

直感だから仕方ないけど、東京の何が素晴らしいのか、どうしてそんなに戻りたいのか、未だ自分でも説明のつかないところである。

 

いずれにせよ、私に「田舎でゆっくり考える」なんて選択肢はない。引き籠もったって思考停止するだけだ。

であれば、安心して暮らせる環境を選ぶほかない。

さよなら関西、あばよ篠山。