田舎暮らしも残りわずかというある日、A夫妻が丹波地域を案内してくれることになった。
私の好みを聞きながら、案内してくれたのは5ヶ所。
・介護施設から生まれたアロマオイル精製所「チハルオーガニック」
・苔むす社殿が印象的な「内尾神社」
・キャンプ場で食べるハンバーガー「BBQ & Burger BP」
・古民家をDIYした「キャリー焼菓子店」
A夫妻が決めた今日のテーマは「辛かったこの1年の記憶を、今日で楽しく上書きすること」。や、優しい…。
今年は本当に、地域を楽しむどころじゃとてもなかったけど、今更ながら素敵なところがいっぱいあったんだぁー。って、気づきと癒しがありました。
1日の中で気づいたこと。
田舎の魅力って、コンテンツの豊富さじゃ都会には敵わないけど、営んでいる人のストーリーとか含めて、立体的に見えるものがあるってこと。そして案内してもらうからこそ、それが自分にも見えるってこと。
魅力=モノ×ヒト
魅力の伝達=モノ×ヒト×案内してくれるヒト
だとして、私は都会に戻るけど、田舎との関わりは続けたい。魅力を「作る」ことは挫折したけど、「伝える」ことは続けたい。
そういう意味で、A夫妻のように、地域を伝えていくって姿勢はベンチマークしたいし、それを都会に住む側として、できることを考えたい。
この辛かった1年は、しっかり上書きされました。