日本だけでなく世界中のあちこちで、トイレットペーパーが売れているようです。www.afpbb.com
ウイルスが簡単に国境を越えたように、デマ情報も国境を超えたのでしょうか。
私の辞書に「買いだめ」という文字はないので、そんなことのために走る心理は、全く理解できません。
「情報は国境を越える」という文脈で、紹介したい記事がもう一つ。
以前、このブログでも紹介した、シリアの少女サルワちゃん。
父親から「空爆が起きたら笑え」と教えられている3才児ですが、何と、トルコ政府の厚意で、内戦下のシリアから脱出することができたそうです!
きっかけは勿論、例の動画。
ネットで注目を集めたため、トルコ政府が動いたのだとか。
これには、今年一番感動した!
情報発信をきっかけに、実際に命が救われるなんて。私も拡散した一人として、とても嬉しいニュースでした。
さて、ネットが普及した今、情報によって混乱する社会もあれば、救われる命もあるようです。
便利なものには得てして、表の顔と裏の顔とがあるものですが、できることなら良い面だけと付き合いたいもの。
という意味で、感銘を受けた記事がもう一つあります。
山下達郎…に見えるこの人は、台湾で「天才」と呼ばれるデジタル担当大臣。
感銘を受けたのはこちらです。
行政院(政府)の公務員たちは「デジタル民主主義」「開かれた政府」という言葉に不安を隠しきれずにいました。ネット上には行政への反対の声や怒りがこもったコメントがあふれていると感じていたためです。そこで私は「国民からの批判のコメントをすべて創造的なエネルギーに転換しましょう」と伝えました。つまり、国民をどんどん政府の議論に参加できるようにしたのです。
「国民からの批判」という、政府にとっては「マイナス」のものを「プラス」に転換しようという意見。
批判的なコメントをする人は「批判がしたい」のではなく、「議論がしたい」のかもしれない。「うるせえなぁ」ではなく、「ほっとけ」でもなく、議論に参加できるようにしてあげる。
日本の政治家と官僚には、爪の垢を煎じて欲しいですが、これは個人レベルでも考えたいこと。
負に向かうエネルギーの「方向」を憎むのではなく、「熱量」にこそ目を向けて、正しい方へと向けてあげる。
イライラしたとき、腹が立つとき、パニックに陥ったとき、その心のエネルギーは「善いこと」のほうへ向けられませんか?
今後、自問したいテーマです。
あー、早くイライラしたい。