『丁寧な暮らし』がくれるもの

年下の女子たちと喋っていたら、口を揃えて『丁寧な暮らしがしたい』という。

頑張って働いてきた女子たちが、ステイホームを機に、家時間の価値を見直すことになったようだ。


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『丁寧な暮らし』は、今も昔も女の憧れ。

食卓に花を飾ったり、体が喜ぶとびっきりのごはんを作ったり。

 

私は何度も挑戦しては、何度も何度も挫折してきた。

SNSで素敵に演出された写真を見るたび、「あんなもの、旦那が稼いできてくれる女にだけ許された特権!」などと悪態ついたこともあった。

『丁寧な暮らし』には、時間がかかるからだ。

 

が、それでも挑戦してしまうのが『丁寧な暮らし』。

それは何故かというと、丁寧な暮らし=素敵に見られるためのもの、だけではなく、暮らしを整えること=自分を癒すことでもあるから。

 

例えば気分が優れないとき、ゆっくり家事をしてみよう。

ポイントは「ゆっくり」であること。

時間に追われればそれは苦行でしかないが、自分のペースで取り組めばちょっと楽しいばかりか、「自分を大切にしている」感覚と似てきて、癒されていくのが分かるはず。そして快適になった空間が、更に自分を癒してくれる。

ポイントは「ゆっくり」。とにかく「ゆっくり」。

 

ちなみに私が「暮らし」に目覚めたのは、今からちょうど1年前のこと。働き過ぎてボロボロになって、その立場から降りたとき。

tokyo100k.hatenablog.jp

時間に追われることから「降り」、久しぶりに自分で作った食事は、噛めば噛むほどおいしかった。

「LIFE」は「暮らし」とも「人生」とも訳するが、「暮らしの積み重ね=人生」だと、腹の底から納得した瞬間だった。

 

『丁寧な暮らし』とは、何もSNS上で素敵に見える暮らしだけを指すのではない。

自分が自分のペースで家のことを楽しみ、それによって心が豊かになる暮らしのことを指すのではないだろうか。

ポイントは「自分のペースで」。ただでさえ仕事が忙しいのに、間に「丁寧な家事」までねじ込めば、そりゃ誰だって辛い。できない自分に腹まで立って悪循環だ。

ではどうするかというと、仕事でも家事でも、自分のペースを分かり、決め、それを守ることだろう。

 

人と比べてどうこうじゃなく、自分のペースを分かっている人。

そういう人が周りにも良いオーラを発せられるのだとしたら、そういう人を作るのが、その人なりの『丁寧な暮らし』なのかもしれない。