暦の上では春を迎える2月。
温暖な南房総まで、春を感じに行ってきました。
都内を出たのは朝の9時。アクアラインで海を渡り、10時前には木更津通過。
道中、朝採れ魚介の昼食を取り、午後にはその日の目的地・千倉へ。目当てはポピーの「花摘み」です。
南房総のあちこちにある「花摘み施設」。
小さめの校庭ぐらいはある花畑で、パステルカラーが目に眩しく、辺りはフローラルな香りぷんぷん。
好みの1本を探しうろうろする私は、気分だけならほぼ乙女。マスクの奥では顔がにこにこ。
30分ぐらい吟味して、管理人さんに包んでもらうと、『ポピーは15本300円、ほかは7本300円』とただでさえ安いのに、「もっとあげるよー」と倍ぐらい包んでくれるではないか。商売っ気はどこに………。
ほくほく顔で花摘みを後に、次なる目的地『抱湖園』へ。
ここで見られる桜は『元朝桜』という品種で、旧正月のころに咲くもの。
2月=冬って感じですが、春は確かに来ているのです。
というわけで、一足早い春の1日。
実はこの頃、社会の不安定さに足元を掬われかかっていた私ですが、決して乱れぬ自然の摂理に、心を取り戻す1日となりました。
季節は巡る。
急がず焦らず、当たり前のリズムを刻もう。
『夕日桟橋』で今日を見送り、心置きなく帰りました。