妊娠29週(3/11-3/18)のふりかえり。
体重は妊娠前+6.1kg(◎) 体調は10点満点中8点。加点理由は、腸が自慢の快腸に戻ったから。胎動はますます激しくなり、たまに「かかと落とし」のようなものを食らう。
産院では「50gブドウ糖負荷試験」なるものを受けた。「妊娠糖尿病」検査の一種で、「三ツ矢サイダー」を甘くしたようなソーダを飲み、血糖値の上がり具合を見るというもの。幸い結果は問題なし!良かった良かった。
今週は、市が開催する「パパママ教室」に参加してきた。
赤ちゃんが生まれた後の世話、抱っこや着替え、沐浴の仕方などを習うもので、教室内には新生児を模したリアル人形(↓イメージ)がズラリ。顔つきや手足、細かいところまで精巧に作られ、抱っこしたまま帰りたくなった。
人形は、父母1組に対し1体ずつ与えられる。男の子の家には男の子、女の子の家には女の子だ。
それをまじまじと見ていたら、
私の胎内に、こんな生き物が入っているのか!
と、これまでも想像はしていたものの、その10倍ぐらいの実感が押し寄せてきた。
そうだ、あと2ヶ月もすれば、この家に赤ちゃんがやって来るのだ。
私は母乳だのおむつだのとボロ雑巾になりながらも夢中で、子育てに励むだろう。その子は私のことを、良くも悪くも唯一無二の「ママ」と認識するだろう。あぁ、凄い責任!凄い楽しみ!私の人生に、そんな日が来るとは!
ほか、1週間のできごとで嬉しかったのは、夫の不安定な腸が治ってきたことと、実家の母が赤ちゃんを待ち望んでくれていること。
夫はもともと虚弱に見える人で、私は出会って4ヶ月ぐらいから「この人を健康にしたい!」と、どこから湧くのか分からないモチベーションを感じていたのだが、同居開始して1ヶ月、毎日玄米と味噌汁とぬか漬けを食べさせた結果、早くも成果が出てきたようだ。全てが食べ物じゃないだろうが、笑顔や髪のボリュームも増えてきたような気がする。
実家の母のほうはというと、昨年祖母を亡くすとほぼ同時に私が妊娠。憔悴する暇を奪うような格好になり今に至るが、先日は「赤ちゃんの敷布団を作った!」と、大作を送ってきてくれた。
何気ないメッセージの中に、「赤ちゃんが私にも幸せをくれています」という言葉があり、老後に最大級の喜びを受け取ってもらえたこと、それが私も嬉しかった。
そんな中で最近感じるのは、目の前のことに丁寧に向き合っていれば、ヘンなことはそんなに起きないということだ。
私の妊娠期は、最初の1ヶ月(10月)を除けばほぼ安定期だった。43才の妊娠がここまで平和なのも珍しいだろう。
ここまで来れたのは第一に、赤ちゃん自身の運が強いのはあったと思う。この子ができてからというもの、以降出会った全ての岐路で、「◎」のカードが出てきた実感はある。
とはいえ、ただの幸運でも決してなく、私だって努力したし、結婚や転居を含めれば、乗り越えた山は1つや2つではなかった。
何を努力したかといえば、「目の前のことに丁寧に向き合った」。1日1日はそれだけ。特殊なことはしないけど、それでも、人の体というのは突然悪くなったりしないし、もろもろの状況だって誠意を尽くせば解決できる。
残り2ヶ月は分からないけど、とにかく今後も丁寧に、出産にまで漕ぎつけるつもり。
最近、平和すぎてボケそうなのだが、この平和は当たり前に訪れたわけではなかった。それを確認できたところで、今週は終わり。