暑い……。
猛暑が当たり前になった昨今、夏の育児で困ることのひとつに、「外で遊べない」問題があるのではないだろうか。
家に置いておけばYoutubeばかり見たがる我が子。楽といえば楽だが、「そんな育児で良いの?」ともう一人の私が囁く。
そんなときに利用するのは、三鷹にある「星と森と絵本の家」。 室内で遊べて、ちゃんと育児した気にもなれる(?)素敵スポット、今回はここを紹介したい。
星と森と絵本の家とは?
星、森、絵本……夢あるワードが並ぶその施設は、「国立天文台」の一角にある。
2009年7月7日、七夕の日に開館。この年は「世界天文年」でもあり、つ、強いこだわりを感じる!
主たる建物は、大正時代に建てられた古民家。かつての天文台高官が住んだ家を保存したものだそうで、入るなり長い縁側があり、懐かしい気分にさせられる。

読書室には絵本がびっしりと並び、定番作品や昔話、科学絵本にしかけ絵本まで、その数、何と3000冊超!懐かしい本でもあったのか、読みふけっている大人もちらほら。
真ん中には星や宇宙をテーマとする月替わりの展示部屋。「太陽の中心はどうなってる?」「季節で星空が変わるのはどうして?」など、数々の問いに答える展示はセンスが溢れ、大人でも感動してしまうほど。
畳の部屋でゴロンもOK。みんな思い思いに過ごしている

我が子は展示部屋が好きで、「星」がテーマの今回は、星座の一番星をはめる木製パズルに夢中になって取り組んでいた。
ちなみに、「卵」がテーマだったときは、ぐるぐるレバーを回すと、鶏が卵を産むという装置を飽きることなく回していた。
ただ、そんなに動き回っている子は珍しく、全体としてはまったり過ごす親子が多い。
畳に座布団、ちゃぶ台だけが置かれた部屋では、静かによみきかせをする親子もいれば、座布団を折り曲げ昼寝をする親子も。
世に子ども向け施設は数あれど、親が寝られる施設は見たことがない(私も寝たい)!
この自由でゆったりとした雰囲気もまた、この施設の魅力なのだ。
中庭あそび&ハンモックで、夏の日もゆったり
縁側の向こうには中庭があり、虫取りをしたり、竹馬に乗ったり、木陰で積み木をしたりすることができる。
「クラフト教室」なんかもあり、天文台の森の木材から、自分で玩具を作っている子もいた。
我が子は流しそうめんの竹で、球転がしに夢中。誰に邪魔されることもなく遊んだ。これでもか!というほどに。
こんなに遊べる素敵な施設。なのに入場無料!という三鷹市の懐の深さよ。
混雑してしまうのは、本音として避けたいところ。だけど、猛暑や雨の日、子どもが“ちゃんと喜んでくれる”スポットは貴重だ。
森の中にある古民家で、子どもと絵本に囲まれる時間は、何かしてもOK。何もしなくてもOK。
ちなみに、中庭に掛けられたハンモックでは、やはり大人が寝ている……。子どもには遊び、大人には休みが必要なのかな。

