7日目、→ストックホルム。
SHIP
寝室は車庫より階下の船底だが、騒音も気になることなく、快適に眠れた。
6:00 バルト海の目覚め。シリアラインは引き続き、多くの島に見送られながら進む。
島の脇には、小さなボートが並んでいる。休暇を森の別荘で過ごす人たちのものだろうか。
8:00 朝食後、免税店を物色。ムーミンのチョコやクッキーは、ホームメイドの味がした(違うのに)。
9:00 そして旅の最終目的地、ストックホルムが見えて来る頃、私自身も鳥のような気分に。
STOCKHOLM
10:30 ヴァータハムネン港着。
港から中心部までは、専用のバスが便利。片道30SEKと安いが、両替していなかった私は、カードも使えず右往左往。結局EURも使えることが分かり、なけなしの5EUR札に救われた。
11:30 市立図書館着。
北欧に関する本なら、大体載っている円筒型の建物。知の泉で、ぐるりと本に囲まれる。
図書館を出ると、踊り場に赤いバラと植木鉢が。細かい部分までいちいちデザイン的で憎い。
12:00 中心街を歩く。途中、珍しい花の種を購入したり、市民のような感覚で。
道の脇には、中世の面影が残るストックホルム。
北欧最大の都市ながら、スウェーデンは今も「王国」だから、なのか。
12:30 エステルマルム地区へ。オレフォス・コスタ・ボダはスウェーデンを代表するガラス製品ブランド。
13:00 スヴェンクス・テンは、同じくスウェーデンを代表する布製品ブランド。私が買った財布(6000円程度)は、日本で買うと3倍するらしい(次回は仕入れて来よう)。
再び街をぶらぶら。
地下鉄駅の近くには、大きな食品マーケットがある。
市場で食材を買って、パンを焼いたり、ジャムを作ったり、実はそういう暮らしが、理想であったりもする。
13:30 地下鉄はアート空間。
14:00 森の墓地着。
「死者は森へ還る」という、スウェーデンの死生観に基づき作られた市民墓地は、公園よりも広く、公園よりも静かな、人間のための空間だった。
日本の感覚なら「暗い」と忌み嫌われる墓地だけど、全ての人間はいつか死ぬ。そして死んだらそこへ行くのに、死者を忌み嫌う場所へ入れるなんて、どんな感覚なんだろう。
15:00 市街地に戻り、次はバスで隣町、グスタフスベリへ。
フィンランドがアラビアなら、スウェーデンはグスタフスベリ。スウェーデンを代表する、陶器ブランドの街だ。
田舎町に建つ北欧の伝統的な建物は、絵に描いたようにメルヘン。
16:30 道が分からず、結構苦労して着いた博物館前では、地元の人が暢気にピクニックをしていた。忙しがりの自分に気が抜ける。
博物館の中は、今やアンティークになってしまった有名商品がずらり。
アラビアのように工場見学こそ出来ないが、絵付け体験は出来るらしい。
周辺はアウトレット村になっていて、百貨店なら偉そうに並ぶ食器たちも、雑に積み重ねられている。
18:00 ストックホルム着。中央駅近くのスーパーへ。
小麦粉のパッケージが素敵!パンとかクッキーとか焼きたくなる。。。日本のメーカーも、粉だけ売ってるんじゃないってことに、気づくべき!
19:00 宿に到着。
体力の限界で、出かける気力もなかったけれど、今日の宿は、有名な船の宿。
ぼんやり波を眺めること、1時間。
1週間、北欧デザインに親しんだ成果か、目の前の波が北欧のテキスタイルに見えてしまう。
20:00 暮れなずむストックホルム。明日はいよいよ最終日だ。
COST
-EUR-
※1EUR≒118JPY
交通費:10+4
土産代:7.6 2549
-SEK-
※1SEK≒12JPY
宿泊費:410
食費:20+65.5+32+20
見学代:50
土産代:180+840+298+138
雑費:50+5
-TOTAL-
27613円
HOTEL
af Chapman & Skeppsholmen YH
陸の宿と船の宿があり、選べないが立地は最高。朝食も豪華。