「下北山むらコトアカデミー」に参加することにした。
これは、奈良県下北山村とソトコトが共催する研修みたいなもので、現地でのスタディツアーなどを通して、地域社会との関わり方や、地域資源の見つけ方を学ぶというもの。
私は7才まで奈良に住んでいた割に、下北山村なんて初めて聞いたが、それに加えて最近、これに参加するべき重大な動機が現れた。
それは、千葉の養老渓谷に移住するかもしれないってこと!!!
以前から夢物語として、静かに動いているネタではあったが、今住んでいる家の立ち退き騒動によって、にわかにこれが真実味を帯びてきたのである。
つまり、養老渓谷に住むかも→今の自分では田舎暮らしスキル低い→奈良の研修ある→リアルに学びありそう
ってことで、例によってのセレンディピティ。津和野、淡路島に続く3回目の田舎暮らしツアーにして、初めてちゃんと当事者として、学びを得に赴くのである。
さて、前置きめちゃくちゃ長かったけど、そこで学びたいのは次の2点。
- 田舎暮らしに必要なヒューマンスキル
田舎といえば、面倒なのが人間関係。ビジネスライクじゃなく、顔を合わせてってよくいうけど、どうせ関わるなら「好きな人」がいいので、「周りの人」を「好きな人」にするために、自分が努力できることを学びたい。
- 田舎暮らしに必要なヒューマンスキル以外のスキル
田舎といえば都会と違って、不便なことが多いはず。例えば私はペーパードライバーだけど、運転スキルは必須だろうし、自ら農耕したり建築したりするスキルも鍛えたほうがよさそう。予め準備できることを学びたい。
…と、書いていて感じる。
エクセルとかパワポとかロジカルシンキングとか、まして自社の商品知識とか、会社員として培ったスキルなんて、田舎じゃ役に立たないー(笑)
だって田舎暮らしに必要なのは、自然の中でたった1人で、自立して生きるスキルなんだもの。
問いは「どう生活費を作るか」ではなく、「どう生活を作るか」。
だからこそ普遍的な、真のポータブルスキルとでも呼ぶべき力が必要になるのかもしれない。
そして今、この文章を書きながら、子供みたいにワクワクしている自分。まだ土地も見ていないのに、好奇心が溢れてくる。
田舎に住む→いろいろ困る→新たなスキルや協力者を得ながら立ち向かう→見たことのない自分の成長を見る
というような、新生活というよりいわば「新自分」に対する、期待なのかもしれない!