東京百景

結婚にもキャリアにも大して興味ないけど、世界平和と自己啓発だけは志向している30代OL。人生哲学は「らしさを活かす。あるものを活かす。」

能天気な娘なりの役割

実家の母から「ブログにあまり貧乏だったって書かないで」とクレームが入った。

母からすると「貧しかったわけじゃない。ケチケチしてただけなんだ」そうで、それを「貧乏」と呼ぶことに、とても抵抗があるらしい。

確かに、本当の貧しさを経験した人からすると、現代の相対的貧しさなんて豊かだ、という意見もあるだろう。けれど私は「子供の頃、貧乏で良かった」とポジティブに書いている。何がそんなに不満なのか。うーん。

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その日、私はジョギングに出て、よくTVに映る熱海の街の景色を見た。

私が育った温泉街には、主に東京から多くの観光客がやって来る。ホテル(の美容院)で働いていた母は、そんなたまたま出会うようなお客さんを、1人1人自分のお客さんにして、やがて自分の店まで開き、子供2人を育てあげた。

縁もゆかりもない土地に、今の私と同い年(37歳)で来て、ほぼ専業主婦だった人が逃げも隠れもせずやりきったという苦労を、娘の私は「貧乏だけど、楽しかったよ!」と能天気に笑う。

母を怒らせたのは文章ではなく、その苦労に対する理解の欠如だったのだ。

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…とはいえ、理解したから書かないということにはならない。苦労は苦労。なかったことにはならない。

私にできることは、一見ネガティブそうな過去をポジティブに解釈することだけ。卑屈になるのではなく、それを踏み台に生きることが、能天気な私の役割なのだ。だから、どんなにクレーム受けようと、私はこれからも、書く。 

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