うちの母が以前、ひどく凹んでいたことがありました。
「あゝ年を取って耄碌(もうろく)した…」だの、「自分に自信がなくなった…」だの、まるで病でも見つかったかのような雰囲気。
かれこれ1週間ぐらい、自分を責めてばかりいたので、さすがに気になり話を聞くと…
パソコンが「かな入力」になって、直せなくなってしまったらしい…。
母は「自分に厳しい」タイプの人で、ゆえに普通の人より能力の高い、尊敬に値する人物です。
が!にしたって!そこまで自分に厳しくせんでも…と恐れ入るエピソードでございました。
話は変わって2016年。私は年始から、鬱々としておりました。
凹み始めると止まらないのは親譲りで(能力は譲られていない)、完治までに、要した時間は3週間。その治療法というのが「自分に厳しくしないこと」でした。
具体的には、とにかく褒める!低レベルでも褒めまくる!!
そして元気になってきたら、運動とか勉強とか、ポジティブっぽいことに取り組む、というもの。
「鬱々とした気分」にはレベルがあり、それに合わせた治療が肝心、なのです。
実践編
★★★←鬱々MAX
- 朝がちゃんと起きれたら褒める
- 人に挨拶ができたら褒める
- トイレットペーパーを次の人のために替えただけでも褒める
★★
- くよくよする自分すら褒める(真面目の裏返し!)
- 失敗しても褒める(挑戦の裏返し!)
- 普段気にも留めないような小さなファインプレーでも褒める
★
- 人を褒めたり喜ばせたりしたら褒める
- ポジティブっぽい行動ができたら褒める
- 知らない世界に飛び込んだりした日には大いに褒める
などなど。重要なのは、★★★の自分に★の水準を求めないこと。弱ってるときは自覚して、優しく優しくしてあげよう、ということ。
ちなみに、「かな入力」で1週間病んでいた母は、今や自分でLINEもするし(←教えもしないのに)、テザリングだってできるようになったし、娘としては勇気が湧いたのであります(^-^)