米を食べること39年にして、初めての「田植え」をしてきました。
田植えといえば、水を張った田んぼに足を取られ、泥んこになりながらするもの、というイメージ。
実際、慣れるまでは底なしに感じられ、足が抜けなくなることもありましたが、それも含めて、大地と一緒になりながら、大地に糧を植えていく感覚は、「働く」と「食べる」の循環を感じる、とても貴重な経験でした。
今回田植えをさせてもらったのは、千葉県いすみ市にある「ブラウンズフィールド」。
ここは「豊かな暮らし」に興味ある人には有名な施設で、田んぼ、畑といった「農」を中心に、古民家カフェやゲストハウス、イベントスペースなどが併設されています。
田植えの後は、全員で食卓へ。
ずらりと並ぶ惣菜は、ブラウンズフィールド産の材料を、丁寧に料理されたものばかり。
この3倍は並んだ食卓。食いしん坊も大興奮!
「いただきます」と「ごちそうさま」が自然に出てくる幸せな味ばかりで、
1人ひとりの仕事が、幸せに還元されていく、そのさまを見せつけられたのでした。
ブラウンズフィールドには10人ぐらいのスタッフがいて、ある人は農、ある人は食といった具合に役割が分かれているのですが、賞賛すべきはそのシンプルさです!
ここの人たちは文字通り「食べるため」に働いています。
「働かなければ食べていけない」の意味合いがまるで違うというか、要は、どっかの会社員みたいに「食べるために稼ぐために、今たまたま自分より偉いとされている人の、理不尽に耐えてまで働く」ということがありません。※例えです
「働く」ことが「食べる」ことに、そして「幸せ」に直結しているのです。
さて、ここでの経験を通して、今後取り組みたいネクストステップは「食べるために働く」を学ぶこと。
それは「農」だったり「食」だったりするでしょうが、食べるために働くこと、そして楽しく食べること、それを毎日できる人が、本当の勝ち組なんじゃないかと。だからそれに近づくために、学びを始めようじゃないかと。
まだ会社員が辞められないんで、月イチぐらいで始めます。