会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。|青野慶久
・意思と権限を持つのは経営者。(利益を)社員に分配するのか、社会に還元するのか、それとも私利私欲のために使うのか、何もしないで貯めておくのか。生きていないもの(カイシャ)ではなく、生きているもの(経営者)に注目し、信頼できるか見極めなければいけない
・人を惹きつける夢があって、共感する出資者がいて、協力したいという仲間が集まって、新しいプロジェクトが立ち上がる。この瞬間はとても楽しい。ところが今のカイシャは、夢は大体実現できたんだけど、このポジションを維持するには、また儲かることをやらなければならない
・カイシャの理念に人を惹きつける力がなくなったら、人が集まる目的がなくなる
・社会に対して価値を生み出して売上を上げているのか、それとも巧みに競合を排除することで楽に売上や利益を上げているのか。そこを見ないといけない。参入障壁を作り、競合相手を減らし、市場を独占したり寡占したりすれば利益は簡単に出せる
・モチベーションが高い状態とは、「やりたい」「やれる」「やるべき」が重なっている状態。「やるべき」は周囲から期待されているか
・「やるべき」の難しいところは、どの期待にどれだけ応えるかという選択。「やるべき」の中から「やりたい」と「やれる」の交点を探して、選択する。そしてその選択は自分で決めたのだと覚悟する
・誰に何と言わせたいのか。「コンセプト」というフレームワーク
・一つのことに固執するより、心の声に素直に耳を傾け、様々なことにチャレンジし、それらを掛け合わせ、ユニークな自分を作り上げていくほうがいい
・自分らしく生きることは楽しい。自分のやりたいことを、相手のやって欲しいことと重ね合わせることができれば、相手も助かるし自分も役に立てて嬉しい。それが当たり前になれば、多様な個性がどんどん楽しさに変わっていく。
・「楽しい」はメンバーにとって報酬であると同時に、重要な経営戦略でもある
・多様な個性を生かして経営するための「フラスコ理論」。さまざまな人材が混じっているが、拡散せぬよう口が「ビジョン」で絞られている
・化学反応に必要な触媒が「公明正大」と「自立」
・上から号令をかけて無理やりやらせるより、心の余裕を持ち化学反応を起こすことにモチベーションを高めるほうが効率的
・学びの早さは、視点の高さになる
・カイシャが提供できる楽しさとは、仲間と同じビジョンに向かう一体感、個性を生かした貢献、お互いの感謝。活動が顧客の喜びを生むと共に、その先に社会貢献があること。
・モチベーション高く働き続けるには、自分が「やりたい」ことを把握し続ける必要がある。人間は人工知能が思いつかないような、新しい「やりたい」を見つけ出す必要がある
・仕事を楽しくやり続けている人は、世の中に無限に存在する「やるべき」仕事の中から、覚悟を持って選択している人
キャリアコンサルタント|田中稔哉
・自分は何を大切にしたいのか、何を得たいのか、何を守りたいのか、どこまでなら譲れるのか、妥協できるのかなど自分についての認識を深めていくことと、自分を取り巻く環境とのつながりを考えていくことが求められる
・発生する業務の一つひとつに、その都度きちんと対応し、瞬間、瞬間を大事にしていくような仕事のやり方。作用、反作用
・求職者が満足するキャリアは、本人の中に答えがある
・頭でっかちに外から借りてきた合理的な考え方で自分を武装して生きるより、本来持っている自分の感覚を生かしながら、キャリアを築くことができる
・人は多様であり、他社は簡単には理解できない。だからこそ一生懸命に分かろうとする
・社会は不連続であっても、自分の人生において「これが自分だ」という感覚は連続しており、それが自分の人生のオリジナルの物語である
「3か月」の使い方で人生は変わる|佐々木大輔
・嫌なことをやらなくて済む方法を考える⇒成功体験
・「マジで価値ある」ことをする
・「理想ドリブン」で考える
・人を動かすのは「ストーリー」
・誰に対して、何がしたいのか/それを実現できたら何が起こるのか/それにはどんな意味があるのか
・意思決定の型を用意しておく
・人間関係にはある程度の投資をしたほうが合理的
・新聞のように件名で内容がすぐ分かるメールを書く
・事務的な作業は「充実感がある割に生産性は低い」とはっきり意識する必要がある
・自分がいま取り組んでいるテーマを楽しんでいないのであれば、見切りをつけて、楽しめる(=自分の才能を発揮できる)ものを探すのがよい
・OKR=向こう3ヶ月の時間をどういう優先順位で使うか
・O=目的や大目標、KR=結果指標
・まずアウトプットしてみなければ「絵に描いた餅」で意味がない
・スティール&シェア。自分で考えるよりも試してみる
・人が取り組んでいないけれど、自分が貢献できるテーマを選ぶ