GWは、念願だった熊野古道へ。
江戸の頃には、「伊勢へ7度、熊野へ3度」とも歌われた、聖地の中の聖地である。
路線バスは「大門坂」で下車。いにしえの道を歩きながら、参拝するというコース。
GWということで混雑こそしていたが、そして自らの運動不足を痛いほど感じる道程ではあったが、森のエネルギーをいっぱいに感じ、歩く。。。
ヒーヒー息を吐きながら、ダラダラ汗をかきながら、登ったのは300段弱であったらしい。500段は歩いた感じだった!
途中、休憩など挟みながら、
熊野那智大社に到着。
神社のはずだが、
護摩?
あれ、神社じゃないの?
というところが、熊野の熊野たる所以なのだそう。
神仏混交。日本には八百万(やおよろず)の神がいる。神も仏も分ける必要はない。その大らかさこそが、熊野であり、日本なのである、と。
さて、サッカー日本代表のシンボルとして知られる「八咫烏」は、熊野が起源であるらしい。
境内にはそれをモチーフとしたアイテムが並び、今後、カラスを見る目も変わりそうな。。。
朱色の眩しい大社に対し、その佇まいは古寺そのもの。
境内にある三重塔からは、
日本3大瀑布の1つ、那智の滝を望むことが出来る。
少し下山すれば、間近で見ることも出来、正直、大した期待もしてなかったのだが、
急に頭が痛くなった。
それが滝の力なのか、寒かったせいなのかは分からないけど、とにかく圧倒的な滝だった。
さて、1日目の問題はここからだった。GWだというのに、宿を取っていなかったのだ。
まずは勝浦の旅館組合に問い合わせるも、満室。新宮の旅館組合に問い合わせるも、満室。
いくら忙しかったとはいえ、GWの宿は取っておくべきだった。。。
しかし野宿するわけにもいかないので、組合のHPに掲載されている宿に、片っ端から電話。
ようやく取ることの出来た宿は、想像よりもずっと素敵な旅館「熊野荘」だった。
…初日から、導かれてる!
その日始めたことでもないが、神社参拝の際はまず「本日までのお導き、ありがとうございました」と、挨拶することに決めている。