我が子が、1才1ヶ月になった。
…の前に、5月で1才になったのだが、感慨を味わう余裕は(予想通り)なく、来る日も来る日も食べさせ、出させ、遊ばせ、寝かせ、の毎日を過ごしている。
感想を一言で表すとしたら、
「ついに」1才か。
がっつり一緒にいたせいだろうか(外には1度も預けなかった)、「あっという間」では決してなかった。
山あり谷あり。充実した日もあれば、ただ忙しいだけの日もあり。長く濃く重いという意味で、「ついに」1才なのだ。
今月のできごと
今月は3日に渡る生誕祭、「泣き相撲」に出場するなど、イベント目白押しの月だった。
生誕祭
誕生日当日は、ばーばも交えてサムギョプサル会(毎月恒例)。大人たちの苦労をねぎらう。翌日は、和服で一升餅&選び取りをした後、ワンピースに着替えてレストランでパーティー。更に翌日は、パパママ手製のケーキでフィニッシュ。
企画・運営全て私が担当なので、まぁ何というか…忙しかった。
泣き相撲
翌々週は、近くの神社で執り行われる「泣き相撲」に参加。
赤ちゃんは「お相撲さんに抱っこしてもらうと元気に育つ」のだそうで、当日は、化粧まわしと兜を身に着けたミニ力士たちが、現役力士の腕の中で、その「泣き」を競い合った。
我が子は人見知りしないため、「泣かないのでは?」と予想していたが、意外や意外。土俵入り前から泣きに泣き、大人たちを楽しませてくれた。
クマを落とした!
イベントの多い月だったが、最大のニュースはこれである。
肌身離さず抱きかかえ、これなしでは眠れないクマのぬいぐるみ。それを、散歩中に落としてしまったのだ。
まずい…。
歩いた道を3日は捜索したか。交番にも届けたが、待てど暮らせど出てこない!
事態に気づいていないのか、夜になるとクマを探し始める我が子。うっすら分かってきてからも、夜中に目覚め、無意識に探しては大泣き!
そう、この子にとってクマは、ぬいぐるみ以上の存在なのだ。
思い出すのは、生後1ヶ月になるかならないかの頃。夜中にベビーベッドを覗くと、我が子が目を開け、クマの手を噛み締めていたことがあった。
目が覚めてしまったのだろう。大声で泣きたい。けれど夜中は、大人が寝ているのも分かっている。
赤ちゃんなりの我慢。その傍らにずっといたのが、ほかでもない、このクマだったのだ。
事態を重く見た我々は、「2代目」の購入を検討した。しかしこのクマは、25年ぐらい前に海外で買ったもの。そう簡単には見つかるまい…。
と諦めかけたそのとき、何とメルカリにあるではないか!
定価の7倍ぐらいしたけど…。
クマを失くして3日後。2代目は「泣き相撲」の日に届いた。我が子は取組で大泣きした後、クマとの再会を果たした。
今月の発達
1才1ヶ月現在のプロフィールは、
身長:77センチ 体重:9.3キロ
好きなモノ:クマ、バナナ、滑り台
歩行はまだ覚束ないが、立ち上がるのは立ち上がり、自分でぱちぱち拍手する。指さしやバイバイも覚え、辺り構わず挨拶する。
昼寝は1回。歯磨きや帽子は、以前ほど嫌がらなくなった。「ママ!」と呼んだかと思いきや、ほとんどがパンの要求である。自我の芽生えも著しく、不満があると叫んで抗議。
女の子にしては野性味があるというか、よく食べるしよく動くため、45才マは1日終わるとぐったりしているのだが…、こうして書いてみると、産む前に最低限望んだこと=体が丈夫であることと、自分を大好きであることは、しっかり満たしてくれていることが分かる。
この子がいなければ、できなかっただろう今の暮らし。そのことに感謝して、今日もまた育てよう…。