39才の誕生日に、母からもらった図書カードで、本を買った。
発売日に本を買うなんて、「りぼん」以来じゃないだろうか。
それほど楽しみだった本は、西村佳哲さん5年ぶりの新刊「一緒に冒険をする」。
タイトルだけでも刺さるけれど、その中身はもう、今、興味のあることが全部書いてあった。
詳しくは読んでもらうとして、
私はここ1年ぐらい、自分で自分の進む方向を決めたくて、それをずっと探してきて、
しかしそれが見つかったところで、独りでは不安だと躊躇していたところに、どんどん仲間が増えてきたこの頃。
まさに「一緒に冒険をする」わけで、この人たちがいれば、何か大丈夫そうな気しかしなくて、
そんな感覚を一足先に生きている人たちが、この本にはいっぱい出てくるのだ。
死ぬほどの失敗でなければ、それは成功の種になり得る。
…というより、「成功」なんかしなくたって、一緒ならプロセスそのものが成果であり、楽しい楽しい冒険なのだ。
地図を見れば幸せになれる時代は終わった。自分の鼻で、脚で、歌いながらたどり着かねば。