2日目、パリ→ジヴェルニー→パリ。
PARIS
8:00 サン・ラザール駅。パリより西を走る列車は、そこを起点に発着する。
窓口でヴェルノンまでの切符を求めると、本日の目的地=ジヴェルニーへ向かう日本人が多いと見えて、専用の時刻表をくれた。
9:30 ヴェルノンからはバスで移動。時間があれば、気ままに自転車も良いかも。
GIVERNY
10:00 ジヴェルニー着。モネの家の券売所は30分ほど並んだ。日本人ならもっとさくさく進めるのに!文化の違い+長閑な田舎町である。
モネの家は、大芸術家の家にしては質素だが、浮世絵のコレクションと庭の作りが素晴らしかった!観光客の1/3は日本人、それも女性ばかり。
庭に出る頃には、光で花が輝き始めた。昨日からの分厚い雲だったのに、モネが歓迎してくれたんだろうか。
モネが「パレット」と呼び作り上げた庭は、優しい色合いの花が、仲良く伸び伸びと咲いていて、どんなに管理された庭よりも、居心地の良い空間だった。
庭を抜けると、睡蓮の池に繋がる。
「わびさび」さえ感じるような静かな池。しかし、日本人からすると浜離宮辺りでも見られそうな池。
そんな池から大作を生んだモネの才能。「睡蓮」を象徴するのが深い藍だとすれば、それは「パレット」に咲いた矢車菊の藍だろうか。入道雲並みに想像が膨らむ。
PARIS
13:30 再びパリ着。
14:30 モネの家とは対照的に、リュクサンブール公園は、宮殿らしく管理された庭だった。
水辺では子供たちがヨット遊びを楽しみ、
木陰では男たちがチェスを楽しむ。そこは市民憩いの場(竜頭山公園みたい…)。
引き続き、宮殿近くを散策。日曜で店は休みだが、歩くだけでも結構楽しい。
15:00 2日目はスケジュールが目白押しだった。地下鉄で移動中、目的地と反対に向かっていることに、4駅ぐらい過ぎてから気づく。明らかに疲れている。
15:30 オランジュリー美術館にやっと到着。
さっき見てきた「睡蓮」の、今度は絵を見る。何という贅沢だろう。
16:30 マドレーヌ寺院へ。パリの建物は、本当に大きい!
17:00 モンマルトルの丘へ。
宮廷文化とも芸術の都とも違う、パリの下町である。
山登りのような急勾配を歩き、喉はカラカラに。
サクレクール寺院の下で、缶ビール500mlをぐいぐい。気力と体力を取り戻し、下界へ。
宿までは歩いて戻ることにした。
18:30 体力の不安を感じ、韓国料理店へ。店の韓国人が中国人と「ca vaハセヨ?」と挨拶を交わしていた。
そしてサンマルタン運河へ。
夕方の運河沿いって、最高のカフェかもしれない。東京なら、目黒川かな。
後で行く北欧は特にそうだが、ヨーロッパでは自転車が大活躍だった。
流れる景色も立派な観光。東京も始めれば良いのに!
COST
※1EUR≒118JPY
食費:6+12.5+2.6
交通費:METRO1.7×4+SNCF12.8×2+BUS4
入館料:6+7.5
土産代:4.4
-TOTAL-
8897円