ゆかこの部屋

小さな幸せを集めて貯めるblog

靖国神社の桜

東京の春に、桜が咲いた。

ということで、新年度の4月1日、靖国神社へ早朝参拝。

靖国神社の桜_a0106978_23205730.jpg

数ある名所の中から、靖国を選んだのには理由がある。

2011年3月11日、東北地方を中心に東日本全体を襲った、地震、である。

津波による甚大な被害。凄い勢いで増える犠牲者の数。福島の原発事故は首都圏からも日常を奪い、(私にとっての)極めつけは、富士山麓での震度6強地震

日本はいよいよ終わりだ。

と、翌日は6時に起きて、靖国神社を参拝した。

津波で壊滅した街は、戦災の後のようにも見えたし、原発で作業する人々は、国を守るために命懸けで、戦地へ赴いた人々のようにも見えた、から。

靖国神社の桜_a0106978_23205641.jpg

そして、靖国にまた桜が咲いた。

残された私たちが、今、するべきこと。それは、間違いだらけの日本をあるべき形に建て直すこと。靖国神社の桜_a0106978_23205770.jpg

さて、靖国神社の境内には、神木の苗を頒布している小屋がある。

『緑は人を安らかにする』

と、太平洋戦争で大佐を務めた人物が、苗の頒布を始めたそうだ。

--------------------------------------------------------------------------------------------

遠い北欧の国では、道端に咲く花は、それが他人の庭であっても、摘んで帰って構わないらしい。

その理由は、何なのか。

花は自然が所有するもの。たまたま私が育てているとか、そういうことはあるにせよ、所詮、人が所有出来るようなものではない。だから、分け与えよ、と。

--------------------------------------------------------------------------------------------

改めて。

残された私たちが、建て直すべき日本とは?

実はその答えの1つに、「緑化」があるような気がしている。

自然は人を癒し、時に人を傷つける。その力は強大で、到底人が支配出来るようなものない。

人はより多くの緑に触れ、謙虚になり、欲をコントロールするべきなのだ。

『緑は人を安らかにする』

その意味は、重い。