西粟倉村とは、地域おこし界では有名な地域。平成の大合併期に「村」として存続することを選び、その後「百年の森林構想」などを立ち上げ…と、検索すれば分かるようなことは割愛するけど、
ほんっとーに森林ぐらいしかない村!なのに、よくもここまで!というほど「想い」の強い人たちが集まっている村でした。
拠点となっている「旧影石小」
1日目に会った人①は、役場の萩原さん。「村としての存続」を選んだ日から今日までの取り組み、そして今後のビジョンについて伺いました。
印象的だったのは、役場の職員さん1人ひとりが、まるでベンチャー社長のように「私はこれを実現したい」をもっていること。それもただ「村をよくしたい」とかじゃなくて、具体的なhowまで描かれていること。
「西粟倉って新しいことする村なんでしょ」的イメージしかなかったけど、その根底に、この村を残したいという想い、そしてそれに自分の人生を賭ける大きな覚悟を感じました。
1日目に会った人②は、「いちご」で起業し、村に焼菓子の工房を構える渡部さん。
15年前にOLを辞め、(多少は若さゆえに)いちごケーキの店を始めた日から、今や日本のいちごを世界に発信しようとするまでになった道のりについて伺いました。
ビジネスの推進力は、チャーミングで(いい意味で)隙があって、気づけば周りが巻き込まれてしまうようなキャラクター。
…に見えるけど、やっぱり根底には、全国の生産者にもっと報われて欲しい!という強い「想い」があるそうです。
maison de frouge | いちごのお菓子専門店 | メゾン・ド・フルージュ
萩原さんにしても渡部さんにしても、「私はこれに人生を賭ける!何故なら…」が、私利私欲なくシンプルで、それに共感したフォロアーたちが、今の成功を支えているようです。
想いと覚悟さえあれば、方法なんかはどうにかなる、を体現しているというか、もうとにかく格好いい!!
逆にそこへの共感もなしに、方法だけが優れてたって…。
というのはさておき、人生を賭けるもの、私は何にしましょうか。