こんばんは。
「黄昏流星群」にどハマりしているゆかこです。
この漫画、登場人物が40代から上の男女たちで、人生の折り返し地点を過ぎ、それぞれが「やり残し」を見つけちゃ「やり直す」ってストーリーが多いのですが、
ん?
40って、人生の折り返し地点なのか!
私、「社会的年齢感覚」みたいなものが著しく狂っているため、40まであと数日というところで、ようやくそれに気づいたわけです。いや、東京にいるときは分かってたけど、こっち来てから狂ったんだな。
ま、それは良いとして、とにかくあと数日で「折り返し地点」が来てしまう。
そこで本日より「40年間ふりかえり」として、緊急連載を始めます!
00代
10代、20代っていうけど、一桁の世代は何というんでしょう?分からないので00代とします。
私が生まれたのは1979(昭和54)年。ジュディ・オングの「魅せられて」がヒットした年。サザンオールスターズのデビューした年でもあります。
私は埼玉県所沢市で生まれ、0才の間に奈良へ転居しました。
当然この頃の記憶はありませんが、「三つ子の魂百まで」だな〜と思うエピソードが1つあります。
※母上、違ったら修正ください
それは私が2才か3才のとき、その頃から私はあちこちほっつき歩くのが好きだったらしく、その日も安定的に親の前から姿を消しました。
ところが!
その日に限って、本当に姿が消えている。近所のどこを探してもいない。血眼になって探してもいない。
いよいよ警察に捜索願か…と、よく行くスーパーまで探しに行ったら、独りでゴキゲンに玩具を物色していたらしい。
ところで、今はGoogleマップという便利なものがありますので、どのぐらいの距離か調べてみました。
1.5km!大人の足で20分!
いやぁ〜やるわ。そりゃ移住もするわ。
さて、いちいち長文書いてられないので、サクサク行きましょう。
自分の中で最古の記憶としてあるのは、「奈良公園の鹿が怖かった」ことです。
余りにも怖かったので、それを払拭するべく保育園の書籍で勉強していました。鹿には上の歯がないから、噛まれても痛くないとか何とか。
怖さはそのままだったけど、困ったときは勉強する。これも、「三つ子の魂」です。
最後は「三つ子の魂」というより、私の価値観に影響を与えたエピソードです。
私は7才のとき、両親の離婚が原因で奈良から熱海に転居しました。ときは1年生の3学期。転校生となったわけです。
新しい学校は、公立なのに「学校指定」のものが多く、給食着、体操着はまだ分かるとして、絵の具とか道具箱とか、いちいち高いものを注文させられるような雰囲気でした。
しかし、家は母子家庭。倹約しなきゃならないので、そんな物は買えません。
絵の具や道具箱はヤオハン(!)で買い、体操着は兄のもの。給食着に至っては、大人物の白いYシャツで代用するという、何か、可哀想なエピソードに聞こえますか、若干。
しかし、私が書きたいのはそんなことじゃありません。
その白いYシャツに、母が入れてくれた「刺繍」です。
今考えてもあの刺繍は巧かったけど、ちくちくと一針一針入れてくれたそれによって、Yシャツが特別な給食着になったのでした。
ちなみにこの原体験のせいか、私は残念ながら今でも「金で買える幸せ」に興味がありません。「金はなくても心はある」風の男に弱いのは、完全にあの刺繍のせいです(ぶつぶつ)。