こっちで出会った素敵な夫婦と話をした。
私のことを節目節目で面倒見てくれた夫婦だ。
この人たちにあって、あの人たちにないものは何だろう、と考えていた。
思考のプロセスは省略するが、答えは「お金からの自由」だった。
夫婦は、自分たちに何ができるか、を徹底的に考えている。
それは都会人の「スキル」とかいう安っぽい発想とは違う。
「できること」だけでなく、「できないこと」も含めて「自分らしさ」。それを生かし、どう生きるのかという問いだ。
お金のために自分を「切り売り」するという発想がない。だから私のことも、そういう目で見てくれていたんだと思う。
前回の投稿で、
欲の強すぎる人や、口ばっかりの人と距離を置きたかった
と書いている。
じゃどうして、それができないのかという問いが残る。
答えは「お金から自由」じゃなかったからだ。
自分で背負った借金でもないのに、返さなきゃ返さなきゃと、気づけばボロボロになっていた。そして自分の働きぐらいで、返せる額じゃないことを悟った。
細かいことは省略するけど、「お金から自由になる」ためには、身のほど以上を背負ってはならない。
自分に適切なサイズの欲を、選ばなければならないのだろう。