そろそろ卒業しよう、と思っているものがある。
もう辞めるんだ!とかではなく、遅かれ早かれ、そういう日が来るだろう、という、予感みたいなものがある(春だからね)。
いいともを卒業するタモリさんの労を、小沢健二がねぎらったらしい。
TVから消えた16年の間、世界中を旅したオザケンと、来る日も来る日も同じ場所で、ウキウキウォッチングを続けたタモリさんの再会。
タモリさんが好きだといった「さよならなんて云えないよ」の歌詞が凄い。
南風を待ってる 旅立つ日をずっと待ってる
"オッケーよ"なんて強がりばかりをみんないいながら
本当は分かってる 2度と戻らない美しい日にいると
そして静かに心は離れてゆくと
そうなんです。心は離れていくんです。静かに。
キム先生はいっていた。
変化を続けることが前提。
これを失えば、愛は依存の大義名分になる(これは私の解釈)。
人生は旅。
だとして、旅っていうのは案外、搭乗券もって飛行機に乗ってさえしまえば、後はやるしかないからやるもんであって、
敵は怖がる自分自身。
あーでもないこーでもないと、不安を作り出してしまうこと。
旅を始めることが大事。
旅を続けることが大事。
目的地の近い遠いや、それによって何を得るかは人それぞれ。比較するようなもんではない。
ただ、旅路そのものを楽しむ努力だけはだれでも出来て、タモリさんは近くてもそれの、うまい人なんだろうなと思う。
僕らの住むこの世界では 旅に出る理由があり
だれもみな手を振ってはしばし別れる